たま~にしか服は買いません
ファッションセンスも何もないので、普通に服を着ているだけ。
久しぶりにいつも行くお店に行き・・
何かないかな?ぐらいの気持ちで服を見ていました。
いつも行くところなので見慣れた店員さんもいて、
でもあくまでも
「いらっしゃいませ」と
「こんにちは」ぐらいのご挨拶。
あ~あの子今日は出勤なのね。
あ~あの人今日いるのね・・(ちょっと苦手な強めの人)
など、服を見ながら相談できる店員さんも探すのもお買い物のコツです
サイズ感は大切。
ジャストサイズがいいのかしら?
それとも大き目?と悩むのはやっぱり今年のトレンドを少しでも取り入れたい乙女心
こんなおばさんでも
「このデザインなら大き目がいいですよ」と店員さんに言われたら
「そうなのね~それじゃ、これをいただきます」とすなおになれます。
そろそろ友達と梅の花でも見に行きたいわ、
お出かけにちょっと色のあるトップスを、と思って探していると、
ふっと右側に店員さんの気配が。
「あのぉ~~」と顔を出してきたのは20代後半ぐらいの、艶々ヘアーの女の子。
ああ、この子、ね。
いつもニコニコしながらテキパキ仕事をしている子。
でも好き嫌いははっきり先輩にも言っているし、
自分のペースを崩さない代わりに、人の邪魔もしないし、
空気も読めるし。
ただ、目つき、目線の太さが
『勘がいいでしょう?あなた』タイプの子。
この子とは挨拶だけだったけれど・・
「こんにちは」とご挨拶。
すると彼女は
「あの・・今いいですか?」と小さい声で聴いてきて、
あ・・周りに聞かれたくない話なのね、と察しがつき
あくまでも店員さんとお客さんの会話にしましょ~と思いまして、にっこり笑いながら小声で
「はい、いいですよ~何?どうしたの?」と話すと
「あの・・実は・・・」と話しをしてきました。
内容は簡単に言うと・・
今の仕事から転職しようと思っているのですが、今ならどうしたらいいですか?ということ。
「え?ふるらんさんの仕事を知っているからでしょう?」とみなさん、思うでしょう?
いえいえ、私、このお店の店員さん、お客さんに一言も自分の職業、並びに能力等、お話をしたことはありません。
さすがね、
勘がいい人は勘がいい人を見つけるのが早い。
少し彼女を見て、
「~~で~~でしょう?」と言うと
「はい、そうなんです」
「それはら・・」と二言三言話して、
「あなたの場合、~~の経験をした方がいいわよ、それと人生は楽しまなきゃ」と話すと、
「そうなんですね」とにっこり笑い、少し考えて
「ありがとうございます。そうします」と言って頭を下げて私から離れていきました。
まぁ長く話しているとおかしく見えますしね。
やっぱり彼女は勘がいいわ。
私たちの会話をちょっと向こう側からみている視線があったので。
それを読み取ったわね、と。
そしてお買い物をして、お店からでようとすると、さっきの店員さんがいて、ニンマリと大き目の笑顔をみせながら、
「ありがとうございました」とあいさつをされました。
理解と察しが早いわ、そしてすなおだし。
そうなのよ、あなたは、ここにいる人ではないし、
もっと未来は伸びる人だから、転職は正解よ
おばちゃんは応援しています。
20年ほど前、
阪神沿線のある商業施設で、とあるお店の前で大学生の男の子がお客さんに商品説明のご案内のアルバイトをしていました。
その前を通りかかったときに、その大学生は私に近寄ってきて、
「僕、わかるんです」といきなり私の手をつかんで
「やっぱり」と言いました。
世の中はいろいろな能力を持っている人がいます。
人と違うからと言って自分を変に思ったり、隠すことだけに必死になってしまって大切なことを後回しにしたりしないでね。
自分を生かせる場所を見つけて、「人生を楽しみましょう」