でも
・・・前編から続く。
ご主人から
「俺を怒らせると怖い」と洗脳されている奥さんが先生の話を聞いてすぐ行動を切り替えられるわけではありません。
とにかく怖いのですから。
奥さんから返ってくる言葉は
「なんとかなりませんか?ローンもあるし、お守りがあるとか、夫がなおる方法はありませんか?」の繰り返し。
気持ち、わからないではないですが、でももう奥さんの精神も限界でしょうし…
そして
「ほかの先生でできる先生はいませんか?」と聞く奥さん。
でも変えるための決断は奥さんがするしかない。
悩みを解決できるのは本人の『変わりたい』の意思の力なのですから。
ふっと何かが移動しました。
「今、何か通りましたよね?」と息子さんが聞くので
「ええ、あれにかまってなんて居られないのでさっきの話、進めてたほうが良いですよ」と伝えました。
帰宅時、先生と加奈子さんは車で事務所へ帰りました。
ふるらんは電車で帰宅していると、後ろから
「あれ?ふるらんさんじゃないですか?」と声が聞こえました。
振り向くと、
あ~○○県の○○さん!
むっちゃナイス!!
「どうしたんですか?仕事ですか?」と聞く彼女に
「うん。そっちは?」と聞くと
「これから友達の家に泊まりに行くんです」といい、少し近況を話していると彼女は
「あ、そうだ」といい、おみやげをふるらんに渡してくれました。
友達2人に会う予定でしたが、一人キャンセルになり、その分あまったらしく、
「あまりものですみませんが、お菓子です」というので、
「あら〜ありがとうこれでふるらん、無事に帰れそうよ」と彼女に感謝しました。
駅でそれを開けて、しっかり一つは口に入れました
あら〜やっぱり体が楽な感じ。
○○県のお菓子は厄払いにはもってこいのもの。
やっぱりありがたいわ~と思いました
その日から数日すぎて、先生から連絡がきました。
あの日加奈子さんは先生の事務所に戻った途端
「疲れた」と体をすぐソファーに横たわったそうです。
(若いんですよ。ふるらんより)
先生のお数珠は玄関の靴箱の上にあったそうです。
普通そんなところでお数珠を出したり、置いたりしたりしてはいけませんから不思議ですね。
先生は加奈子さんにある指示をして、それ以降は問題はなかったそうです。
それからしばらくしてあの問題のお家の息子さんから話がしたい、と連絡があり、時間を合わせて、事務所で話すことになりました。
聞くと、
あれから母親は変わることなく、父親との生活を続けるかどうかまだ悩んでいるそうです。
お子さんたちは家を出ることにして、信頼しているおじさんが他府県にいるので、そこへ移動することに決めました。
「移動に関して気を付けることはありますか?」と聞かれたので、
「あなたたち二人はいずれ大きな仕事をするだけの能力があるから、人を信じることと疑うことのバランスをきちんと考えること。お金の問題は必ずおじさんと相談すること。それと家のものをおじさんのところへ持っていくときに、必ず晴れの日で引っ越すこと。
と、引越し先では必ず○○を持っていくこと。あ、そうそう、引越し前に必ず行って欲しい所があるから調べてね」等お話ししました。
話が終わり、帰られた後に先生が
「息子さん達の件、助かるわ。私ではあの子達とは話が通じないから」と言われました。
「いえいえ、私は多分お母さんとは通じません。
見ている角度が違うし、お母さんの求めているものが答えられないですし。今回もとても勉強になりました」というと、先生は
「加奈子さんの仕事、ふるらんさんの仕事、ちゃんと分担されているのよね。お母さんは変わってもらえなかったけれど、子供が変わってもらえたからそれが救いになったわ」と言いました。
加奈子さんの仕事はですね、
先生の調整の仕事をしています。
何か能力者の仕事をする、というわけではなく、そこに居てもらえるだけでいいのです。
多分何かを持っておられるのだと思います。
私の話の後押しをしてくれた時に、ふっと背中な温かいものを感じたので、これが彼女の力…と私は思ったのです。
ふるらんの仕事は周りの片づけ
軸になる先生の仕事が集中できるように…です。
先生の仕事がしたいとは思っていません。
だって、とっても大変な仕事ですので。
と、その先にくっついてくるものをふるらんは対処できるぐらいの能力はないので。
元々私は系統が違うし
その人が行う役目があるといつも思っています
ですから“できることをやる”です。
子供2人が家を出た後、少ししてから奥さんが怪我をしました。
当然ご主人は何も助けることもなく・・
病院受診、そして入院。
4人部屋でご主人が面会に来ないのは自分だけと気が付き、今までの寂しさや、悲しさや辛さを耐えてきた自分の中から
「もういいわ!」と声が聞えたそうです。
そして、子どもたちに
「退院したら離婚してあなた達のところへいくわ」。
目標ができたので必死のリハビリ。
周りからも
「よく頑張ってますね」と褒められ、久しぶりに人から温かい言葉ももらい、
「生きていくって良い人達に囲まれて生活することね」と話したそうです。
病院とは…いろんなことがあります。
それこそ生死の場所でもあり、
人の命の意味の深さを知り、
本気で生きるとは、を教えてくれる場所でもあります。
病気や怪我をしてから初めて健康のありがたさを心の底から知ります。
そして何より…家族やお付き合いしているの気持ちも判る場所でもあります。
思っても見なかった人が面会に来たりするので。
(今はコロナで面会は出来づらいですが…)
毎日びっしり奥さんに会いに来ているご主人を見たことがあります
看護師さんやスタッフで
「あんなご主人と結婚したいわ」と話します。
やっぱり必要なのは『愛』です{/heartss_pink.gif" style="letter-spacing: 0.13rem;">
退院後、別居。
子どもたちと同居をして、弁護士を通じて静かに離婚の手続きを進めました。
まもなく離婚完了
周りの人たちから
「若くなった」と言われているそうです。
今回の場合、
入院をしたため住んでいる場所から離れることができました。
そして見える風景が変わったので大切なことに気がついたのです。
離婚の決断はなかなかできません。
先の生活、お金、
子供の年齢…
ええ、複雑な思いはみんな同じです。
いつも見ている所から少し離れて見ると…今まで見えなかったものが見えて来ます。
そして…初めての場所で出会う人から
『心に響く言葉』を聞いてあなたの魂の扉を叩き、あなたが大きな決断をする時が来るかもしれません…
「一緒に来てもらえる?見てほしいことがあって」と霊能者の先生に言われお隣の県でしてので先生のお弟子さんの加奈子さん(仮名)も一緒なので、勉強の為に一緒に行きました。
スピリチュアルな仕事をしたあとに“何か”を“もらって”入院になった先生も見てきたのでガッチリした強烈なお守りを持って
3人でお客様のところへ向かいました。
先生が
「あれ?あれ?」と言い出したので
「どうしました?」と聞くと
「お数珠を忘れてきたみたいで・・」というので、
きたきた、ほらね、邪魔してきたのね。
「それじゃ、先生と加奈子さんはお客さんのところへ向かってください。ふるらんはお数珠を買ってきます」と言いました。
途中でふるらんがタクシーでお店に向かいました。
ふるらんが思うには多分~~なカタチの…でもタクシーの運転手さんに頼んだ方がいいかな?と思い、
「運転手さんが好きなところをお願いします」と頼むと
「それなら」と言って、あるお店に連れて行ってくれました。
お~ここなら・・と思い、そしてお店の中を見て、
一番いいなと思ったのをお値段を聞くと、
あ、高い。(汗)
正規のお坊さんが使うものだそうです。
それで予算の範囲で見ると・・・
あ~これこれと思って、一つ選びました。
普通のとっても普通のお数珠です。
「先生ならこれでいいと思うわ~」と買いました。
そしてすぐお客様のお家へ向かいました。
ふるらん、30分遅れ。
お話しはすでに始まっていました。
でも不思議に遅れたことがよかったかもと思いました。
先生に
「ある意味、ふるらんは細かいことは聴かないほうがよかったですね」と笑って先生に言うと
「そうね、必要なことはちゃんと起きるのね」と言いました。
もう長年この道を歩き、すでに60歳を超えた女性の先生ですので忘れるはずはないのに・・
情報なしで、ふるらんはその家の中を見ていました。
お弟子さんもあちこち見ています。
「家がきしんでいるわ…」と思い、その方向へ行きました。
先生はこの家の守りを先に始めていました。
準備ができてふるらんのお数珠を袋から開けると
「いい触り心地ね」と笑ってくれました。
手に触れて、先生がお数珠を使っているのを見て
「これ…切れるわ」とすぐわかりました。
飛び散るシーンがでてきたので。
それを誰が拾うか。
そしてそれを誰が無視するか・・・
この家は家庭がほぼ崩壊中でした。
夫の浮気、借金・・・
隠していたことの発覚。
子供はもう冷めて、両親にはあきれていて、後ろで見ながら子供たちは笑っていたのでした。
子供心でそうなるでしょうね…
この日、ふるらんはお数珠を持って行きませんでした。
仕事をするつもりはありませんでしたので。
ですからほぼ、見ているだけ。お手伝いはでほんの少しの予定でした。
でも、お母さんの気持ちもわかってもらいたいわ、と思い、
20歳ぐらいの息子さんに
「ねぇ、○○ある?」と聞くと、
「あるよ」というので、
「ちょっと貸して。見てもらいたいことがあるから」というと、面白がって○○を持ってきてくれました。
そしてそれをある場所に置くとある反応を起こしました。
お子さん二人は驚いて
「え、この家に○がいるの?」と聞くので
「う~ん○もいるけれど、それは大したことがなくて。
それより空気の流れが変なだけ」
「空気の流れ?」
「うん、今あっちで先生が何かしているでしょう?あと数分したら・・この動きが少し変わるよ」と話すと少しして
「お~~変わった」と驚いていました。
そして
「そうだね、あのね、あそこの戸を閉めて、こっちの窓にこの普通の紙を貼ってごらん」と話すと、二人はそれをしました。
すると
「あ、また変わった」と驚いていました。
そうなのよね。
どこの家にも○がいて当たり前と思うはふるらんだけではないはず。
それで問題はそれをたくさん寄せているのはものの流れの問題。
今先生が収めているから、
(多分・・子供に気が散るから、ふるらんが相手をしているうちにかたづけると思う作戦なんでしょうね)
「この○○もって自分たちの部屋に行ってごらん」と言うとそれを持って階段を上っていきました。
遅れてふるらんが行くと・・二人で頭をくっつけて○○を見ています。
「不思議でしょう?」というと
「うん。こんなに違うんだ」と言いました。
それで
「でね?このお家どう?」と聞くとお子さん二人は
「さっさと離婚してここを出たらいいのに」と言いました。
はい、もう両親にうんざり。
それで今二人とも仕事をしていますが、安定したら一緒にマンションで暮らそう、と話をしていたそうです。
あることを教えてあげました。
二人は
「そうします」とふるらんに約束してくれました。
子供はこれでいい。
次は先生のお手伝いをと階段を下りていくと、加奈子さんが来て
「ここは・・・昔○○だったのね」というので、
「そうだったのね。でもよくこれだけずっと暮らせたと思うわ、もうここのご先祖様も守りは限界。早くでないと本気でやられるね」と言いました。
お子さん二人が降りてきたので・・・
「あのね、トイレの蓋を絞めないのは誰?」と聞くと
「わかるんだ~お父さんです」というので、
「そうか、それじゃお母さんがなかなか出ないなら、二人で先にこの家を出ようね」と言いました。
二人は笑顔で
「はい」と返事をしてくれました。
おびえた母親が先生と一緒にリビングに居ました。
先生が
「さっきと比べてどう?」と子供さんに聞くと
「うん、違います。部屋が広く見える」と回答してくれました。
見えるようにしてあげたので信用してくれたのです。
で、あとは母親。
先生は母親に説明をしていましたが、ただ普段から夫におびえる癖がついていたので、離婚、この家を出るという決断ができず、なかなか話が進んでいないようでした。
・・・・・・後編に続く。