「私、神経質で…」とお客様が話す姿を見ていました。
神経質…
確かにそう感じることもありますが…
「私からみると…人と話すと疲れるし、気を使うでしょう?」と聞くと、
「そうなんです。凄く疲れるので帰宅するとぐったりして動けません」
「対、人間用ではないのよ」
「え?それはどういう意味ですか?」
「植物とか…せめて小鳥さんぐらいの小動物がちょうどいいかも」と話すと
「小鳥とか、森とか大好きです」
と言われたので
「小鳥と違って人は過去が長いし、愛慾や物に対しても想いは深いし、願いも、欲も、不満も…あらゆる感覚が溢れているから、シンプルではないの。見た目は綺麗な毛糸玉でも中身は絡まっているし。必ずしも単色ではないし。木々が生きている、鳥が生きている…と人間が生まれて、生きて○んでいくのとは複雑さがちがうので、あなたは紐解こうとするとしんどい」
「確かに相手を理解しようと頑張って疲れます」
「理解して心を近づける優しさはステキでも…相手からすると聞かれ過ぎる、距離を詰められてる感じです」
「そうだったんですね」
「うん、だから人間を大きな鳥さんだと思うと楽よ」
「大きな鳥さん…?」
トンビ、鷹…
カラス…
孔雀に、フラミンゴ…
そんな人が多いでしょ?
彼女、大笑い!
「わかりやすいです」
「でもみんなそれぞれ生きているの。生きるためにこの世にいるの、形や大きさが違ってもこの地球の上で一緒なの」。
小鳥さんの気持ちがわかる人です。
その才能を伸ばしてほしいです。
「わかりました。小鳥さんのような人と心を合わせて行動したり、助け合います」
そうそう、忘れてた。
草木の気持ちもわかるから、助けてあげてね。
もちろん、お部屋に草木を増やして会話をして、仲間を増やしてね