お客様のお話です
夜中の2時、3時ぐらいに目が覚めるようになりました。
老化のため、睡眠が浅くなるためと思いましたが…
何故か心が楽しくなったり、す〜っとするのです。
真夜中にしかない不思議な感覚がありまして…
その話を友人にすると
「普通はイライラしたり、もぉ〜と起こったり…私なら損した気持ちになるのに。あなたは変わってるわ」と言われるのですが…
でも、部屋の中の空気も体の感覚も違うのです…
と、話される彼女。
私は思わず彼女に
「うん、わかるわ〜わかる。そうなのよね、夜中って違うので、起きるのが楽しみなのよね」と話すと、
「そうなんです。楽しいんです」と言われました。
ふっと夜中に目が覚める。
え〜中途半端…と普通は嘆く。
でも私と彼女(他の人もいると思います)は
部屋の中が部屋じゃなくなるとまでは言わないけれど、何か、何かが違うので夜中に目が覚めると、たまにトイレに行きたいもあるけれど、大抵はこの不思議な感覚を楽しめるわ〜になるのです
ある時は
体、軽っという時や
あれ?今夕方?
薄らピンクの色になってる…
イメージは…夕方から夜にかけて、女性専用車両の室内を外から見た時のあの感じ
何でしょう…
ピンク色なんて内部には塗っていないのに、窓の向こう側がうっすらピンク…
またある時は、
窓を開けていないのに、天井に温かい風の流れの跡みたいなモノが見えるわ…
サラサラの砂に指で優しくす〜っと跡をつけて、
凹凸の影を見ている感覚です。
面白い
夜中起きるのがとにかく面白い
目をつぶっておるのに明るい…
(開けてはいけない気がするわ)
そして、
さっまた寝ようとあっさり寝られる。
「良かった〜同じ感覚の人がいて」と彼女が言われたので、
「この話あくまでも自然に目が覚めたというのが前提ですものね。ある意味目が覚めたのがバレないようにしたほうがいいかも、と思う時もあるのよね」と話すと、
「それ、わかります。そう思う時は薄目をしてそ〜っと開ける時もあります」と笑っていました。
寝ているフリは楽しい
昔話にもあるように寝たフリをして話が楽しい方向へ進行することも多いですしね。
眠りにこだわると、自分自身の加齢に対する自然体が失われる。
でも自然って…なかなか自然に感じない。
それに人はこんな風に寝たいと思う願望もある。
寝たい時に寝て、起きたい時に起きたい
自分にとって楽だし。
若い時のようにぐっすり朝まで寝ていたい…
ただそうなると寝返りを打てなくなる体力の年齢になると、足腰が痛くなる…
うう〜人間ってあちこちあるのよね
ただ不思議な世界はこちら側ではなくて、あちら側の時間の流れがあるので“その時間に乗った時”に
「あらァ〜」と感動できるので毎日は厳しいけれどたま〜〜〜にならいいかも、と思っています。
「変のままでいます」と彼女。
「私も変でこのまま行くわ」と二人で笑っていました
起きられている時には継ががります。
起こしはいけません。
起きられている時や、これからお休みになられるとき…
雅楽や舞楽は神様に奉納されるための音楽です。
音ではない音、
色ではない色、
風ではない風…
この世に人が作った物が1つもないことをを忘れずに
日々感謝して生きて行きましょう。
ある高齢者の女性は
「夜中に目が覚めると、ああ生きているんだわ、と思うのよ」と笑って話されておりました
人って…何時であろうとも“命があることの感謝”を忘れてはいけませんね。。