久しぶりにあった大先輩
ビシビシに修行される80代女性。
背筋がシャッキリして凄いわ…と思っていた人。
「お久しぶりです」と大きな声でご挨拶…ん?何かおかしい…
「実は体調を壊して…静養してたの」
「え」
「血痰出てて」
「えええええけ、血痰ですか?」
日本がコロナ渦の前の時期に体調がおかしい…と思ったら、血痰が出て、病院へ行き検査。
病名…
黄色ブドウ球菌…肺炎…云々…
確かに痩せて背中が丸くなり、少し身長が…
(彼女は私が元々看護…の仕事は知らない)
「それはしんどかったでしょう」
「それがね…病名の割には大丈夫だったのよ」
「え?」
「血痰が続いて…おとなしくしていたら…だから入院もなにもなし」
「あら…凄いですね」
「日頃の修行と仏様の御加護のおかげだわ」
確かにそう思う
立って、
座って、
歩いて…
書物をして、
来客対応。
私が同じ年齢で同じことができる?といつも自分に問いかける。
「さすがにコロナになってから外出を控えて、少し落ち着いたから、また修行を再開してるの」
「あら…それは無理しないでくたさいね」
「ええ、ありがとう」
話しながら彼女の全身を○視…
○側の肺…
血中酸素濃度…さすがに少し下がる呼吸の仕方…
胸を開けないかな…
肩より上に…腕を上げたり、体操をするといいのだけれど…
ちなみに私が○ヶ月に一度行っている病院では、コロナ対策のために体温と血中酸素濃度を測ってからの受診になっているぐらい、その先生は感染に厳しく対応しているから私は安心してその先生に身を任せている。
「ゆっくり深く歩いてくださいね」と話すと、
「ありがとう、お互いに気をつけて生活しましょうね」と話してくださいました。
いや…
細くなった体が…私の心に響く…
あんなに張りのある話し方をしておられた方なのに…
声も細くなった…
今日は2つ話を聞いた。
一人は「ヤコブ病」になり、脳障害、そしてあの世へ。
もう一人のお話は…キチンと歩けないから病院へ行くと…脳腫瘍…
人はいつ何の病名になるかわからない。
今、元気で有ることがどれだけ幸せで、
やりたいことを今しか出来ないことに気がついて欲しい
動けなくなった自分を想像できるでしょうか?
今なのよ、
やりたいことができるのは