私の父親は大工さん。
家を建てている現場にいって働く父を見ていました
図面があって、それを説明してくれる人がいて、
平面がどんどん立体になっていくのが楽しくて。
使う材料でこんなに違うのね、といろんな木を触りました。
そして木の切り方でこんなにしっかりと組み合わさっていくかっこよさ。
棟上げ式の神様の行事をしっかりして、沢山の人の祝福とともに、餅をまく。
暑い日も寒い日も仕事の力強さと会話が“男”
おばちゃんたちのワイワイ話しとまったく違う世界。
父が働いて居る会社が経営していた銭湯へ行き、周り近所のおじちゃん,おばちゃん達と普通にお風呂。
お行儀はそこで強制的に仕込まれる
どこの誰の子供であろうが怒られるので町の子供はみんなしっかり育っていた。
タイルが綺麗に貼ってあって、綺麗に磨いて当て、椅子や洗面器がタイルに当たる独特の音が響き渡る。
あの音は銭湯でしか出せないでしょうね
お風呂上がりには恒例の牛乳を買ってくれて飲む。
みんな同じ苦労をして、
みんな同じ疲れをもって、
食べるものも着るモノもみんな同じお店で買って、
映画館もみんな一緒に同じものを見て、
突出した生活をしているのは会社を経営している人たちだけでした。
みんな一緒。
だから良い時代でした
しかし時代の波は・・外国の安い木材で作る家。
父の背中を見ていた弟は建築士へ。
いいな~
その時代は女性が居なかったし。
大人になってたまにネットで間取りを見ながらそれを頭の中で立体的にして、
壁紙や家具の配置など考えて・・
そしてお風呂は・・
う~ん・・バス用品の色だけしか手の出しようがない。
近所の銭湯、スーパー銭湯は行きましたが、ネットで銭湯めぐりをされている人のブログをじわ~~~と見て、いいな~~~と思っています。
でもやっぱり憧れは東京めぐり。
めぐりたい・・・(くるくる)
検索に「銭湯」「設計」と入れてみたら・・
あら、とっても素敵な会社が・・・
この会社さんの銭湯巡りもしてみたい・・・
「今井健太郎建築設計事務所」さんです