今際立つのは栗の花。気が付かないでいた山の木々は花が咲いて初めて認識する。
春には梅、桜。こんなところに桜の木があったんだ!と花が散り、今度は錦に紅葉するまで緑色一色に他の木々と一緒にもみくちゃで気がつかない。
季節遡って春爛漫の頃、信州の山にあちこちに白い花が目立ってくる。ニセアカシア。
この木は凄い繁殖力であっという間に山の様相が変わってしまう。生態系が乱れる。
北米原産。養蜂にも使われるから一概に駆除すればいいとは言えないのだろう。可憐な白い花と思う気持ちが薄れ、たちどころに憎い花に変わる。
小諸の敷地内は春にカラスノエンドウが豆を付け初夏に弾けた。
これも実に厄介者。弾けた種はそこらじゅうに飛び散る。わたくしの格闘がまた始まる。