今回のご依頼。
3人目のお子様が2月にお生まれになって、学資保険の加入を検討していましたが、保険料の総額大きくなり、整理したいということでした。
3人目のお子様がお生まれになる前、夫婦、お子様2人で月額の保険料が約43,000円。(お子様2人の学資保険含む)
見直した結果、
3人目のお子様の学資保険を追加し、奥様の死亡保障も追加し、月額の保険料が約31,000円
となりました。
見直しのポイントは、
①優先順位を明確にする
②公的年金を利用する
③すべてのリスクを保険でカバーするのではなく、貯蓄等と併用する
でした。
保険と言えば、一家の大黒柱に掛けるもの。
しかし、共働きの家庭では、一家の大黒柱って?
夫婦ふたりで、家庭を支えているのでは?
夫婦ともに厚生年金に加入の場合、
ご主人様に万一のことがあった場合、月額約15万円の遺族年金がもらえます。
しかし、奥様に万が一のことがあった場合、月額約3万円しか遺族年金はもらえません。
(この金額は、年収、加入年数によって変わります)
こういった公的年金制度の仕組みを理解し、ご主人様の死亡保障を削減し、奥様の死亡保障を追加。
お子様3人の学費の備えは、それぞれの大学入学時までに100万円貯めたいということだったので、貯蓄性の高い保険で、100万円貯まるように設定。
不足分は、貯蓄でまかなうということにしました。
それと、公的医療保障の制度も御理解いただき、医療保険の入院日額も減額しました。
ご夫婦に万一のことがあっても、子ども3人は大学に行かせてあげたいという最優先課題を叶えつつ、
結果的に、3人目のお子様の学資の積立てを追加し、奥様の死亡保障も追加し、月額約1万2千円の減額となりました。
保険にしかできないことはありますが、保険にもできないことがあります。
お客様のご要望を聞き、優先順位を整理してあげるのが、私の仕事です。