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なんかのつながりで、知った「未来食堂」
たった一人で経営しているという。
ところが、社員はオーナーの小林せかいさん一人なんですが、
労働すれば、ただめしが食べれるという「まかないさん」という方と一緒に
店を回しているという。
とっても興味深いシステムで、
一度行ってみたいなぁと思いました。
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せっかくなら、未来食堂で食べるだけでなく、
働いてみたいなと思い
Facebookメッセ―ジを送ってみました。
ところが、
返信なし・・・
やっぱりそうだよね。
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教育会館というビルの地下に「未来食堂」はありました。
東京ミッドタウンとか
銀座とか
新宿みたいな
人がごったがえしているイメージだったんですが、
人気はあまりなく、
薄暗い地下にありました。
その薄暗い地下の中でも
さらに細長い通路の奥に
「未来食堂」はありました。
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そぉーっと入店し、
席に着きました。
自動的に料理が出てくるのは本を読んで知っていたので、
じっと待ちました。
この人が小林せかいさんかなぁ。。。
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からのお皿が出てきました。
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お櫃からご飯をよそい、
味噌汁とメインディッシュが運ばれてきます。
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店頭にある「ただめし券」は、
誰かの善意で置いてある券で、
この券を剥がして見せれば、本当に無料でご飯が食べられるんです。
(労働しなくても)
こんなシステム利用する人いるの?
と思いましたが、
僕が食事している間にも2人利用してました。
すごい!!
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食事を終え、
勇気を出して、
「明日、働かせていただきたいのですが。」
・
・
・
「小林せかいさんは、今日はもう帰られましたので、
Facebookでメッセ―ジしてください」
と告げられました。
(あっ、本人じゃなかったのね)
「そかぁ、初回は店頭での申し込みだから、
明日は、働けないかなぁ」
とショゲながら、
駅に向かいながら、メッセ―ジを送りました。
「こんばんは。
本日夕方、食事をさせていただきました。
明日11時40分から働かせていただくことは
できますか?」
・
・
・
・
・
すると・・・
返信キタ━━━━(?∀?)━━━━!!
「ありがとうございます。
こちらの注意事項をお読みの上、
お越しください」と。
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いよいよ、「まかないさん」当日。
勤務の10分前には出社するルールなので、
早めに行きました。
2回目に行っても、
地下の薄暗い感は変わらず。
(当たり前だけど)
それしても、この緊張した表情(笑)
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「阿野さん、何したいですか?」
「えっーっと・・・」
「ハイ、手を止めない」
(ヤバイ、このままじゃ、無目的なやつに思われる)
「あっ、はい。
接客がしたいです!(それ以外思いつかなかった)」
「分かりました。
じゃこれをエプロンの前のポケットに入れて」
と、おもむろにつり銭を渡されました。
(えっ、数えないの???)
ついに始まりました「まかないさん」
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実際僕がさせていただいた仕事は、
・紙ナプキンの補充
・ウエットティッシュの補充
・割引券のラミネートカット
・テーブル拭き
・冷蔵庫拭き
・配膳
・お見送り
・片づけ
・お会計
とホール側の仕事です。
いやー、とにかく新鮮です。
僕くらいの年齢になって、
僕のような立場になると、
基本的に仕事の仕方を指示されることはないです。
それが、
青いバッグに直して
緑のバッグにあるから
さっき教えたでしょ
拭いてください
洗ってきてください
手を止めないで
お見送りしてください
なんて、指示を受け続けるのは新鮮です。
普段指示するばかりですが、
指示をされる側ってこんな気持ちなんだって
感情を知ることができました。
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「まかないさん」の後は、
お約束のランチをいただきました。
労働の後のご飯の美味しいこと、
ご飯の進むこと。
17年ぶりに
「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」
と大きな声でお客様に発するのって楽しいって
思いました。
また、東京に行くときには、
「まなかいさん」をしに、未来食堂へ行こうと思います。
カードも頂き嬉しかったです!
fbメッセージ、返信がなく申し訳ありませんでした。
あの時はfbアプリがどうもおかしく、通知が来ない状態になっていて、気づくことができませんでした。。
いまは直しましたので大丈夫です!
また懲りずにお越しくださいね。