妻の入院生活も長くなり、最近よくテイクアウト(お持ち帰り)を利用します。
持ち帰って息子と一緒に食べたり、妻の病院に持って行ったり。
イートインをメインとするお店にとって、テイクアウトというのは、おまけ的な業務なのかもしれませんが、
最近のこの有難みを感じています。
あのお店と同じ味を、家でも食べれる、あの人と一緒に食べられる。
このことって凄いことです。
人は、自由に食が食べられなくなると、あそこの店の○○が食べたいという願望が湧いてくるようです。
そんなとき、お持ち帰りは、家族を笑顔にしてくれます。
私は前職、ラーメン屋で働いていました。
ここでも、ときどきラーメンを持って帰りたいというお声を頂いていましたが、ラーメンは持ち帰られませんとお断りしていました。
寝たきりのおじいちゃんが、神座のラーメンを食べたいんですってお願いされた時も、断らざるを得ませんでした。
今思うと、申し訳ないことをしたなと思います。
先日も披露宴でおいしい料理が出て、これを持って帰って分かち合いたいと、待ち帰りをお願いしましたが、食中毒の関係でお断りをさせていただきます。って。
食中毒の関係で、、、このセリフ聞き飽きたよ。
言わんとしてることは分かるけど、なんかここにサービス業としての愛が感じられないんですよね。
だまって、タッパに詰めて帰るぞ!!
最近、友人がカレーの移動販売を始めました。
これもすごく社会の役に立つ仕事だと思います。
あの味が食べたいと人気ものになることを願っています。
医療や介護の世界でも、訪問診療、訪問介護が必要とされてきています。
従事されている方にとって、不採算な部分かもしれませんが、お客様とその家族の笑顔のために頑張っていただきたいです。
私も体が動く限り、訪問営業を続けます(笑)。
生涯最後に食べたいものは何だろう・・・
やっぱり、神座のラーメンかな。
そのころには、テイクアウトできるようになってるといいな。