人は、人生にやたらと保険をかけます。
長生きリスクに対して経済的に完璧に備えるのは不可能です。
それなのに多くの人が、今やりたいことを我慢してまで、とめどなく長生きの経済リスクに備えようとします。
しかしどんなにがんばっても、その不安が解消される事はありません。
このアプローチでは、「老後に備えている間に、人生が終わってしまう」のです。
反対に私たちは、人生があと10年かもしれないというリスクには、どんな備えをしているのでしょう?
やりたいことを後回しにせず、自分にとって本当に大事だと思えることを優先するのは、経済的な備えを少しばかり積み増すことよりも、よほど重要なことです。
やりたいことのない人生を無駄だと言うつもりはありません。ただ私が言いたいのは、「自分がやりたいことが明確になれば、人生はものすごく楽になる」ということです。
大事な事は、ただただ「それは誰に評価されなくても、経済的な見返りがほとんどなくても、やり続けたいと思えるほど好きなことか」という点だけです。
心からやりたいことが見つかるのは僥倖(ぎょうこう)です。
それは能力があるとか、お金があるなどと言う条件とは比べられないほど恵まれたことなのです。
未来は明るい。
そんじゃーね!