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「100歳、ずっと必要とされる人」福井福太郎
100歳、100年が、いかに長い年月かを教えてくれます。
巻末の年表が面白い。
福太郎さんが生まれた時には、
松下もソニーもトヨタも生まれていなかったんです。
ソビエトが崩壊どころか、福太郎さんが10歳の時に、ソビエト社会主義共和国連邦が成立した。
2度の大戦、関東大震災、阪神大震災、東日本大震災、世界恐慌…
100年生きると、今の社会情勢、経済状況も特別なものではないんでしょうね。
福太郎さんの興味があることは、資本主義の次の制度だそうです。
資本主義の次があるなんて、考えもしませんでした。
永遠に続く制度はないんですね。
過度に国に頼るのではなく、死ぬまで自給自足の生活を送れるように、今から備えていかないといけませんね。
自分が100歳まで生きると目標設定したら、今何をすべきか、何をすべきでないかが、見えて来ます。
この本は直接的に人生哲学とは何かなどと教えてくれるものではなく、
福井福太郎さんという生き方を見せてもらい、何を感じるかだと思います。
普通の人の普通の人生にフォーカスを当てた面白い一冊です。