
「不恰好経営」南場智子
DeNAの創業者南場智子さん。
マッキンゼーのコンサルタントとして経営者にアドバイスをしていたら、
「そんなに熱っぽく語るなら、自分でやったらどうだ」
と、クライアントの社長に言われ、
人生が変わった南場さん。
創業からの苦難、失敗が実名で赤裸々に書かれている。
そこも面白いが、私が一番興味があるのは、
最終章の「こらから」です。
Googleを超えるインパクトを世界に与える。
世界ナンバーワンになろうという思考は、どこから生まれて来るのか?
ここから逆算して読み進めていくと面白い。
南場さんのメッセージを紹介します。
・コンサルタントの「するべき」と経営者の「します」は別次元である。
・リーダーにとって、「正しい選択肢を選ぶ」ことは重要だが、それと同等以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要となる。
本著は文章もタイトル通り不恰好です。
これはあまり出版社の手が加えらてれおらず、南場さん自らが執筆したそのものだからと、思われる。
「実」が伝わってくる一冊です。