
「投資信託はこの9本から選びなさい」とはなんとも刺激的なタイトルですね。
著者は、セゾン投信社長の中野晴啓氏。
サブタイトルもすごいですね。
30代でも定年後でも、積立だけで3000万円! だそうです。
この本の軸にすえてあるのは、
【長期投資】
です。
ですので、短期で利益を出したいというかたには、向かない理論です。
<月々3万円の積立で、3000万円を作る方法>
月々3万円を積み立て、それを7%で運用したとしたら、
20年で約1500万円になります。
30年で約3500万円になります。
40年で約7400万円になります。
そして、5000万円を超えれば、毎月積立をしなくても、7%の運用で毎年350万円のリターンを得ることができます。
どうですか?老後も安心ではないですか?
というロジックです。
子どもの教育資金の積立として、
毎月1万円積み立て、それを7%で運用すれば、
20年で約500万円になります。
毎月3万円積み立てれば、約1500万円になります。

そこで問題となるのが、【利回り7%】という数字。
超低金利が当たり前だと、生きてきた私たち世代には理解しがたい数字ですが、
著者の6つのスクリーニングをかけると、
たった9本の投資信託しか残らないのです。
日本で買える投資信託は3376本ある中で、たった9つです。
これなら、選ぶの簡単ですね。
老後の資金や教育資金を長期的にコツコツ貯めていきたい方にオススメの一冊です。
具体的に商品まで提示してくれる書籍は少ないので、初心者にオススメです。