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福岡から帰って来て、出島トンネルを抜け、
長崎市内に入るや否や、
道路が冠水しているではありませんか
水道管の破裂?洪水?高潮?
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お客様が教えてくださったのですが、
これは、「あびき」という現象だそうです。
あびきとは、長崎湾で発生する振動のことをいい、過去には、振幅2メートルを超すもののあったそうです。
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この「あびき」で、建物や車が浸水したら、保険は役に立つの?
という保険屋という職業病が現れました。
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火災保険の約款には、
「建物が床上浸水または地盤面より45cmを超える浸水を被った結果、保険の対象に損害が生じた場合」
という記載があります。
つまり、床上浸水か45cm超の浸水がないと、保険の対象にならないのです。
ただ、火災保険も様々で、この規定がなく損害が発生すれば、補償対象になるもののあります。
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自動車損害は、自動車保険に車両保険が付いていれば、補償対象になります。
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保険って複雑ですよね。
改めて、誰から保険に加入するかが大切だなと感じました。
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21日夜、長崎県長崎市の長崎港で短時間に潮位の変動を繰り返す「あびき」(副振動)が発生し、
長崎市中心部の銅座地区や長崎駅周辺、松が枝地区などで道路が冠水したり、
家屋や飲食店が浸水したりするなどの被害が出た。
けが人は確認されていない。
長崎地方気象台によるとあびきは午後8時40分ごろ発生。
長崎港で最大約105センチの海面の変動差を観測した。
JR九州は浦上駅-長崎駅で約1時間半、列車の運行を見合わせた。
2本が運休、14本が最大約1時間40分遅れ、計約1600人に影響が出た。
大浦署によると、松が枝町などで数十棟が床上・床下浸水しているとみられる。
銅座地区でスナックを経営する男性(64)は
「水かさは20センチほど。カウンターにビール瓶が流れ込んできた。こんな現象は初めてだ」と驚いていた。
長崎新聞2019年3月22日
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