今日みたいな炎天下の下で読むのがぴったりな本。
「行かずに死ねるか!」
なんと自転車で世界一周!!!
7年4ヶ月の旅。
こんな壮大な旅を、よくぞこの1冊にまとめてくれた、というのが一番最初の感想です。
次に、
表現が絶妙!!
書きすぎてないのが最高!!
行間を読むという言葉があるが、
この本はまさにそう。
書間にある地図を見ながら、
石田さんの居る位置、向かう方向を確認する。
スマホ片手に、
場所、遺跡を写真検索し、その場所の景色を確認する。
まるで、自分が世界一周をしているかのような体験ができます。
世界一周自転車の旅といえば、特異な気がするが、
意外と世界には、同じ志の方がいるもんなんですね。
チャリダーと出会い、
チャリダーと別れ、
また、チャリダーと出会う。
旅の出来事は、ぜひ本を読んで楽しんでもらいたいです。
石田さんが、とても興味深い表現をされていたので紹介します。
非日常を求めて、
世界一周の旅、長期の旅へ出る。
読み手からすると、非日常の連続なんですが、
実際に旅をしていると、
非日常であるのは、最初の1、2年であって、
それ以降は、「旅が日常化」するそうです。
「自分が本当はどこに行きたいのか、何がやりたいのかわからなくなってくる」
という感覚は、長期旅行者が陥りそうな心理状況なんだそうです。
この感覚って、旅人に限ったものではないですよね。
ひょうっとしたら、こんな状態に陥って、
そこから抜け出すために、
旅に出るが、
結局、
このような感情が生まれるそうです。
と考えると、
旅に出ることが、
問題解決には、ならないのかもしれませんね。
こんな命を掛けた旅を疑似体験できる最高の一冊です。
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