ラブ★コンの街から西へ東へ

趣味の旅行・街歩き・日常のどうでもいい事をを綴ったブログです。

堺市古地図

2011-09-23 12:38:32 | 地理・地図
昨日、梅田に行った時に阪急三番街のかっぱ古書街に立ち寄ってみました。
古書店と言ってもブックオフみたいな店と違って、
薄茶色の本が所狭しと山積みにされていて、気難しそうな親父(私の勝手なイメージ)が
店番をしていて、とても近寄りがたい昔ながらの古書店が並んでいます。
でもこんな店こそ、お宝があるんですよね。

ちょっと勇気を出してそのうちの一軒に入ってみました。
私が欲しいのは昭和30・40年代の地図です。
高度成長期で街が激変する直前の時代のが好きです。
でもこの時代の地図ってなかなか売っていないんです。

親父さんと店員さんが、たくさんある古地図から私が気に入りそうなのを探してくれました。
そのうち私が一番気に入ったのがコレ!
昭和35年 和樂路屋発行の堺市街図


南海本線堺駅周辺
大浜公園に今は無き水族館があります
堺駅は堅川の南側、現在は堺駅南口と言われる場所にあります。(もちろん地上線)
また、南海本線と大浜公園との間に大阪市電が走っています。




大阪市電の終点出島駅周辺。
今は無き大阪水産高校というのがあります。
湊の海も昔は海水浴場だったようです。




石津から浜寺にかけて、今と一番違うのは海岸線。
昔は埋め立て地なんかなく、風光明媚だったんでしょうね。




中百舌鳥駅周辺。
大阪府立大学は浪速大学という名前でした。
駅の南側に中百舌鳥運動公園がありました。現在は中百舌鳥公園団地になっています。
中百舌鳥球場は南海球団がダイエーホークスになった後、マンションになっています。
白鷺駅や泉北高速鉄道はまだありません。
但馬池は一部埋め立てられて、白鷺公園になっています。
信濃池と蟻池との間の道(府道堺富田林線)は今は真っ直ぐな道になっていますが
元々あった路も脇道として分岐したり合流したりしています。
信濃池は残っていますが、一部住宅展示場になっいます。
蟻池はバス停に名前が残っています。



…といちいち現在との相違点を揚げて行ったらキリがないのでこれぐらいにしておきます。
他にも廃線になった線路や、新たにできた線路や道路、埋め立てられた溜め池、
宅地化した田畑・名前が変わった学校・改修する前の河川・・・
地図が好きな人間として古地図鑑賞は楽しいです。