南斗屋のブログ

基本、月曜と木曜に更新します

BADS 下

2006年03月21日 | 高次脳機能障害の検査方法
 遂行機能障害を理解するために、極端な例かもしれませんが、遂行機能のみが障害された人というのを考えてみます。
 言葉は普通に話せるし、聞けるし、書ける、麻痺も全くなく、行動はできる。認知や記憶の障害も全くない。しかし、何かにこだわってしまい、本来会社に行くために朝起きて、出かけなければならないという行動をとらなければならないのに、例えば昼までは家にいなければならないのだと思い込んでしまう。例えば、朝6時30分のバスに乗り込まないといけないのだと思い込み、そのバスが時刻通りにこないとそれでパニックになってしまったりする。このような障害が遂行機能障害ではないかと思います。
 BADSは、この遂行機能の検査方法で大きくわけて6つの検査方法からなります。
それは、
1. 規則変換カード検査
2. 行為計画検査
3. 鍵探し検査
4. 時間判断検査
5. 動物園地図検査
6. 修正6要素検査
です。
各検査は4点満点なので、6種類ありますから24点満点です。
この点数の分析から、さまざまな状況での問題解決能力を統合的に評価できるとされています。

 この検査方法はある程度の分量があるので、インターネットに載っている情報としては、市販品の販売案内がありました(→こちら=サクセスベル株式会社のHP)。これでも素人にはよくわかりませんが、少しはイメージを膨らませることができるかと思い、引用しました。
 



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする