南斗屋のブログ

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N式精神機能検査 上

2006年03月31日 | 高次脳機能障害の検査方法
 N式精神機能検査とは、長谷川式検査やミニメンタルステートと同じく、痴呆かどうかをはかるためのスクリーニング検査です。
 「痴呆」というと、徘徊する人を、頭に思い浮かべてしまいがちですが、医学的には、
  痴呆=記憶と判断能力の障害
をいいますので、徘徊する人だけが痴呆なのではありません。
 また「痴呆」というと、もう治らないというイメージがありますが、医学的にはそういうものではなく、治療可能な痴呆もあるとされています。
 
 スクリーニング検査というのは、大雑把に、患者さんが痴呆か痴呆でないか、鑑別(スクリーニング)することです。長谷川式やミニメンタルステートよりはやや詳しい検査方法です。
 その詳細は、こちら(平良内科介護保険施設のホームページ)。

 N式精神機能検査とは、英語では”Nishimura Dementia Scale”といい、
  Dementia=痴呆
ですから、意味としては、「西村さん作成の痴呆尺度(スケール)」ということになりましょうか。





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