南斗屋のブログ

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長谷川式検査 下

2006年03月09日 | 高次脳機能障害の検査方法
 長谷川式検査はあくまで簡単な検査ですから、20点以下になっても、痴呆の「疑い」になります。診断を確定させるには、さらに正確性の高い検査(それだけに時間のかかる検査)が必要になってきます。

 医学用語は、やたらとアルファベットの略号で標記されることがあり、これまた一般人からはとっつきにくい印象を与えるのですが、この長谷川式も HDS-R という略号があります。
 正式には
Development of the revised version of Hasegawa’s Dementia Scale
(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)といいます。
  Dementia = 痴呆
ですから、
  HDS = 長谷川さんの痴呆スケール
という意味になります。
「-R」 がついていると、大抵 revised (改訂版)
の意味ですから、当初のバージョンから、改訂されたことを意味します。
ということで、HDS-Rは長谷川さんの痴呆スケール(改訂版)という意味になります。
 
 長谷川式の全質問項目をご覧になりたい方は、こちらのサイトに載っていましたので、ご参照ください。




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