緊急事態が宣言され、読者の皆様も(私も含めて)いつも以上に厳しい生活を送られていらっしゃるかと思います。家にいる時間が増えた方も多いでしょうから、模型製作で手を動かしたり、本を読んだり、家族のために時間を使ったりして過ごしたいものです。下を向くのは床に落としたパーツを拾う時だけにして、前を向いて歩んでいきましょう。
さて、続けてまいりましたバンパイアの話ですが、日本で使用された機体を模型で再現してみましょう、というのが今回の記事です。複座型のバンパイアですが、現在入手がしやすいエアフィックス1/72以前にもキットは出ていました。インジェクションキットでは、1/48でホビークラフトカナダというメーカーから90年代初頭にキットが発売されていました。日の丸はついていませんでしたが、私も発売の知らせを聞き、当時行きつけにしていた西荻窪のナカマ模型センターに買いに行きました。店主から「お客さん買うと思ったよ~。もちろん日の丸にするんでしょ(笑)」と言われたことを覚えています。このキット、コクピット周りがあまり似ていないのですが、それでも複座のバンパイアのプラモデルが出たことの方が嬉しく、もちろん日の丸をつけた自衛隊の仕様にしました。
その後1/48ではクラシックエアフレームからもキット(一部パーツはレジン)が発売され、こちらは日の丸や機番も入っておりました。こちらは我が家ではまだ手をつけておりません。もともと私が1/72を組むことが多いのと、エアフィックスのキットが出たことが大きいのですが・・・。
で、エアフィックス1/72のキットです。最近の同社のキットらしく、やや彫りが深いのですがよくできています。主翼の一部にヒケがあるので、気になる向きは修正してください。
コクピットは射出座席頭部の「Firing Handle」を真鍮線で再現し、シートベルトを追加するくらいでよいでしょう。なお、人形を乗せてしまうと、先ほどの「Firing Handle」をつけるスペースがなくなってしまいます。
なお、キャノピーは上方に90°開きますので、作例では少し角度が浅いです。
コクピットはキットの塗装指示で黒となっていますが、実機も黒一色で実に味気ないものです。模型ではシートや操縦席内の機器類を材質の違いに合わせてダークグレーに塗っています。
組み立てにはさほど苦労を伴うということはありませんが、主翼と胴体の接合には段差が出ないように気を付けてください。また、主翼付け根のふくらみについてはポリパテを盛ってボリュームを出しています。キットではテールブームに主脚を取り付けてから主翼に接着するようになっていますが、その後の組み立て、塗装の際に主脚が邪魔になりますので、テールブームと主翼を取り付け、主脚は機体の塗装が済んでから取り付けています。
機番等ですが、かつては笹塚の「えんどう」というお店からデカールが発売されていたそうですが、現在は入手できません。この機体、機番の書体が少々変わっておりまして、現在でも航空自衛隊で使用されている45°カットの数字でもなく、直線で構成されています。このため、機首のラジオコールナンバーは黒のストライプデカールを切り貼りすれば再現できます。また、垂直尾翼の番号については1/144のキット用のデカールから持ってきました。少しフォントが違いますが、かなり小さいのであまり気になりません。
実機の写真もご用意しました。
キャノピーと機番の位置関係の参考にしてください。射出座席の赤い三角マークは現役時代と違うようにみえます。
機首の反対側
垂直尾翼
ゴブリンエンジン
なお、本機は実験航空隊(当時)で使用されていましたが、隊のマークをつけることなく退役しています。尾翼に描くにしてもかなり小さな尾翼ですので、もし、マークをつけるとしたらどこにつけるかあれこれ想像できます。キットのストックはまだありますので、次にこのキットを作るときはifを楽しんでみようかな、とも思います。
さて、続けてまいりましたバンパイアの話ですが、日本で使用された機体を模型で再現してみましょう、というのが今回の記事です。複座型のバンパイアですが、現在入手がしやすいエアフィックス1/72以前にもキットは出ていました。インジェクションキットでは、1/48でホビークラフトカナダというメーカーから90年代初頭にキットが発売されていました。日の丸はついていませんでしたが、私も発売の知らせを聞き、当時行きつけにしていた西荻窪のナカマ模型センターに買いに行きました。店主から「お客さん買うと思ったよ~。もちろん日の丸にするんでしょ(笑)」と言われたことを覚えています。このキット、コクピット周りがあまり似ていないのですが、それでも複座のバンパイアのプラモデルが出たことの方が嬉しく、もちろん日の丸をつけた自衛隊の仕様にしました。
その後1/48ではクラシックエアフレームからもキット(一部パーツはレジン)が発売され、こちらは日の丸や機番も入っておりました。こちらは我が家ではまだ手をつけておりません。もともと私が1/72を組むことが多いのと、エアフィックスのキットが出たことが大きいのですが・・・。
で、エアフィックス1/72のキットです。最近の同社のキットらしく、やや彫りが深いのですがよくできています。主翼の一部にヒケがあるので、気になる向きは修正してください。
コクピットは射出座席頭部の「Firing Handle」を真鍮線で再現し、シートベルトを追加するくらいでよいでしょう。なお、人形を乗せてしまうと、先ほどの「Firing Handle」をつけるスペースがなくなってしまいます。
なお、キャノピーは上方に90°開きますので、作例では少し角度が浅いです。
コクピットはキットの塗装指示で黒となっていますが、実機も黒一色で実に味気ないものです。模型ではシートや操縦席内の機器類を材質の違いに合わせてダークグレーに塗っています。
組み立てにはさほど苦労を伴うということはありませんが、主翼と胴体の接合には段差が出ないように気を付けてください。また、主翼付け根のふくらみについてはポリパテを盛ってボリュームを出しています。キットではテールブームに主脚を取り付けてから主翼に接着するようになっていますが、その後の組み立て、塗装の際に主脚が邪魔になりますので、テールブームと主翼を取り付け、主脚は機体の塗装が済んでから取り付けています。
機番等ですが、かつては笹塚の「えんどう」というお店からデカールが発売されていたそうですが、現在は入手できません。この機体、機番の書体が少々変わっておりまして、現在でも航空自衛隊で使用されている45°カットの数字でもなく、直線で構成されています。このため、機首のラジオコールナンバーは黒のストライプデカールを切り貼りすれば再現できます。また、垂直尾翼の番号については1/144のキット用のデカールから持ってきました。少しフォントが違いますが、かなり小さいのであまり気になりません。
実機の写真もご用意しました。
キャノピーと機番の位置関係の参考にしてください。射出座席の赤い三角マークは現役時代と違うようにみえます。
機首の反対側
垂直尾翼
ゴブリンエンジン
なお、本機は実験航空隊(当時)で使用されていましたが、隊のマークをつけることなく退役しています。尾翼に描くにしてもかなり小さな尾翼ですので、もし、マークをつけるとしたらどこにつけるかあれこれ想像できます。キットのストックはまだありますので、次にこのキットを作るときはifを楽しんでみようかな、とも思います。