今日は工作の話も、飛行機の話も、音楽の話も出てきませんし、基本ネガティブなので、読みたくない人は離れていただいて、もっと楽しい記事を読んでください。
いつも立ち寄るカフェは、ホテルにも近いので年末年始ともなると外国のお客さんもよく見かけます。正月に買い物を済ませて、カフェに入って甘いものとカプチーノをいただいておりましたら、私の左側に90度の形で交わるように外国人女性(白人)二人がワイングラス片手におしゃべりしていました。これだけならいつも見かける光景です。そこに彼女たちの旦那さんなのか、男性二人が戻ってきました。ここのお店、よくある街のカフェですから、注文はセルフで、座るところも自由なわけですが、男性陣は座ったまま、レジに注文に行く様子も見られません。そのうち、私に背を向けている一人が、何かのスプレー(ヘアスプレーなのか香水なのか分かりませんが)を、いきなり「シューッ」と吹きました。数十センチの距離でこちらは食べ物も飲み物もある状態ですから、かかってしまったら困ったことになります。私がいたことに今気づきました、みたいな感じで、私に背を向けていた女性が私を見て、笑顔で「Sorry」と言ってきました。
これで済まないのがこちらの方です。「おい、それで謝ったことになると思ってるのか」と言いたいところですが、正月にそんな口をきくのはいけませんと親から教えられておりましたので、まず、彼女を睨みつけました。そして咳払いをひとつして、私は自分のコーヒーと、食べ物の載ったトレーを持ち、隣のテーブルに移りました。
周囲を確かめずに迷惑をかけたこと、さらには「あ~、ごめーん」みたいな謝り方に、二重に頭に来てしまったこと、それから何も注文しないで座り続けるずうずうしさにも腹が立ち、きちんと態度に表したかったのです。こういう場合ですと「しょうがないな」と苦笑して済ませてしまう方も多いでしょうが、別に彼らが特別なわけでもないわけですから、言わなければいけない、または態度に表さなければいけないときはそのようにすべき、と思っています。苦笑して済ませてしまったら、それくらいのことをしていいんだ、というふうに捉えられてしまいます。
実はこの「騒動」の少し前に、駅の改札口から地上出口を探していた別の外国人一家に道案内をして、感謝されたばかりでした。正月早々いろいろなことが起きるわけですが、松の内にこの話を書くのもどうかと思い、門松が取れたタイミングで、掲載させていただきます。