三角縁神獣鏡は99%は日本製 7・14
・生活科学の目で見た銅鏡・日本出土銅鏡はほとんど日本製
東京の顔の候補も出そろった。政治と金の問題の要点は予算が単年度か複年度かの問題で、いくら都民の税金無駄使い減らしても年度の内に使い切りでは、予算案の中で無駄使いは当然で、国も都道府県も税金の無駄使いは当たり前。明治時代以来赤字を積み上げて来たのだから。其処を指摘しないと日本の赤字など減るわけがない。傍観する立場でしかないのだけれど。さて暫くぶりに日本の古代史の中で関心の深い銅鏡問題を今回と次回に分けて投げかけておきたいと思います。
・日本で最も多出している三角縁神獣鏡で540面程出土しているという。銅鏡は多くの点で日本古代史に重要な位置を占めているが、今、日本出土銅鏡を古代史の中での扱いは非科学的で大きな問題が見逃されているという点を指摘したい。
・邦製鏡と中国鏡の区分について、邦製鏡の定義は日本製で、銅鏡製造技術が幼稚なため日本製の銅鏡は模様がはっきりしない鋳上りの悪い銅鏡を言という。
・日本出土銅鏡の分類が邦製鏡と中国鏡という分類が古くから存在し、現在でも時々その区分が使われているが、生活科学的な目で銅鏡・銅製品について考えると、少し技術が劣る初期的な技術で銅鏡を作った場合、銅鏡の製造は銅を溶解し粘土や土や石で作った鋳型(銅鏡模様をかたどった鋳型)に流し込み、冷やしたところで鋳型を割る等して銅鏡を作りあげるが、問題として熔解した銅の温度は純度が高い銅の熔解は1200℃以上とか高温を必要とする。しかし自然界の中では純度の高い銅が存在することより、多くが鉄分等と混合し自然界の岩などの鉱石として存在している。
・不純物が多く存在した鉱石の場合の熔解温度は、百科事典によると純度の高い鉱物は熔解温度が高くなり、純度が低い鉱物は低温で熔解すると書かれている。ということは銅の熔解も鉄の熔解も各種の鉱物が混合して存在している自然界の中では、純度の高い鉱物の熔解温度を測定する実験室の中では銅は1200℃以上なければ熔解しないとしても、自然界の中では900℃程度の低温で溶解した可能性が高いということ。
・その上「村の野蹈鞴を生業とした人々」の伝承では、鉄が熔解すれば鉄の溶ける温度で自然と高温になり銅の熔解は簡単だといわれている。だから野蹈鞴で製鉄や製銅をしていた弥生時代等の人々は、900℃程度の低温の焚火等で溶解した銅を得ていたと考えられる。
・生活科学の目で見た銅鏡・日本出土銅鏡はほとんど日本製
東京の顔の候補も出そろった。政治と金の問題の要点は予算が単年度か複年度かの問題で、いくら都民の税金無駄使い減らしても年度の内に使い切りでは、予算案の中で無駄使いは当然で、国も都道府県も税金の無駄使いは当たり前。明治時代以来赤字を積み上げて来たのだから。其処を指摘しないと日本の赤字など減るわけがない。傍観する立場でしかないのだけれど。さて暫くぶりに日本の古代史の中で関心の深い銅鏡問題を今回と次回に分けて投げかけておきたいと思います。
・日本で最も多出している三角縁神獣鏡で540面程出土しているという。銅鏡は多くの点で日本古代史に重要な位置を占めているが、今、日本出土銅鏡を古代史の中での扱いは非科学的で大きな問題が見逃されているという点を指摘したい。
・邦製鏡と中国鏡の区分について、邦製鏡の定義は日本製で、銅鏡製造技術が幼稚なため日本製の銅鏡は模様がはっきりしない鋳上りの悪い銅鏡を言という。
・日本出土銅鏡の分類が邦製鏡と中国鏡という分類が古くから存在し、現在でも時々その区分が使われているが、生活科学的な目で銅鏡・銅製品について考えると、少し技術が劣る初期的な技術で銅鏡を作った場合、銅鏡の製造は銅を溶解し粘土や土や石で作った鋳型(銅鏡模様をかたどった鋳型)に流し込み、冷やしたところで鋳型を割る等して銅鏡を作りあげるが、問題として熔解した銅の温度は純度が高い銅の熔解は1200℃以上とか高温を必要とする。しかし自然界の中では純度の高い銅が存在することより、多くが鉄分等と混合し自然界の岩などの鉱石として存在している。
・不純物が多く存在した鉱石の場合の熔解温度は、百科事典によると純度の高い鉱物は熔解温度が高くなり、純度が低い鉱物は低温で熔解すると書かれている。ということは銅の熔解も鉄の熔解も各種の鉱物が混合して存在している自然界の中では、純度の高い鉱物の熔解温度を測定する実験室の中では銅は1200℃以上なければ熔解しないとしても、自然界の中では900℃程度の低温で溶解した可能性が高いということ。
・その上「村の野蹈鞴を生業とした人々」の伝承では、鉄が熔解すれば鉄の溶ける温度で自然と高温になり銅の熔解は簡単だといわれている。だから野蹈鞴で製鉄や製銅をしていた弥生時代等の人々は、900℃程度の低温の焚火等で溶解した銅を得ていたと考えられる。