MA by So Shi Te 

南青山のインテリアショップ MA by So Shi Te のブログです!
毎日の出来事を綴らせていただきます。

日本製は凄い

2016-06-29 18:12:02 | 日本
今日はちょっと脱線して小話でも。
 
最近色々と思うことがありましてね。
 世の中利己的な人間が増えてきているなぁって思うわけです。
 前にもチラッとそんな話はしましたけれどね。

勿論企業も従業員を養わなければならないので必死で利益を出そうと努力をしているわけですが、
 長い目で見ると自らの手で首を絞めている行為に他ならないとも取れるわけです。

従業員を養わなければならないと言えば聞こえがまだよいですが、
 経営者の利益優先だったりするから尚更たちが悪い。

毎日お店があるので、
 なかなか店舗備品の買い物に出かけることができません。

そこで24時間営業の100円ショップに寄ることもあるわけです。
 ガムテープやセロテープみたいな使ってもすぐに捨てられるような運命の物は
 そう変わらないだろうという考えもありましたし。

ところがですよ、
 100円ショップで買える外国製のガムテープは著しく粘着力が劣ることが分かりました。
 たまたまその1巻だけが不運にも粘着力が弱かったわけではなく、
  何度買っても同じ結果。

セロテープも同じ。
 日本製のセロテープは少々お値段もしますしね。
 でも100円ショップのようなところで売っているセロテープは悲惨なほど粘着力が弱い。



先日近所のオリンピックに買い物へ行く用事があったので、
 日本製のガムテープも一緒に買いました。
 やはり日本製は高いです。中国製の約1.5倍。
 1.5倍と言っても100円が150円になった程度です。 
  そもそも単価が安いですからね。

粘着力が全く違います。
 流石日本製。荷造りの際の手間が減りましたよ。
 
セロテープも同じ。
 日本製のセロテープは断然品質が良い。
 数十円の違いなら迷うことなく日本製を選ぶことをお勧めする。

勿論 100円ショップで買うもの全てが粗悪なものでもなければ、
 中には日本製もありますし、ちゃんと選んで買えばよいお買い物ができます。

また外国製が粗悪とも一概に言えず、
 安く作ろうとコストダウンを強いた代償だとも言えます。

昔のTシャツは長持ちしたけれど、
 最近の安いシャツは直ぐに駄目になる。

結論から言うとコストダウンからは良いものは生まれない。

でも企業が安い物を作ろうとするのは、
 利益を上げようという企業の思惑もあるけれど、
  消費者が安い物を好むという傾向があるためでもある。
  なので消費をするという行動は今後世の中がどのようになるかを左右する重要な行為でもある。

また粗悪な安い物を売ると
 世の中に少なからず悪い影響を与えることを覚えておきたい。
 粗悪な物を作る業者だけでなく、それを販売する者も罪であるということ。
 
消費者は気が付いているか気が付いていないかは別として
 不当に安いなものにお金を出して消費していることがある。

そしてその不当な物の為にまともな商品を作っている企業が廃業へと追いやられることもある。
 
世の中の不条理はあちこちにあり、
 我々消費者が知ろうとしないと分からないことも多い。

一見日本製に見えて、
 全く日本製ではない物も世の中には多い。

ネット上で色々と調べ物をしていると、
 日本製では考えられないほど安いわっぱの弁当箱や
  漆のお椀、木工製品などが蔓延っている。
  
産地を語らなければならないという法律も無いわけで、
 あたかも日本製であるようなふりをしていれば産地を語らない限り詐欺にもならないので何ら問題は無い。

まぁコーティング剤は外国製であったりするので、
 全てを純国産で揃えるのも大変な訳でどこからが日本製で、
 どこまでが外国製と言えるのかは難しい。

例えば漆器のお椀。
 1000円台で買えるのは外国産、
 もしくは木地が外国産で塗だけ日本。
 もしくは木地は木質と呼ばれるもので樹脂と木粉を混ぜたもので成形品。
 木地から国産で漆器のお椀は異例な事項が無い限り1000円台はありえない。

弊店で販売させていただいているお椀は
 木地から塗りまで日本で3000円台。
 これはかなり頑張った価格だと思うし、
   これ以上安くするのは生産者に支障が出てくる。

最近発見した竹製のコップや食器の製作所。
 表向きは日本製として販売しているけれど、よく見ると荒削りまで外国で、
 仕上げだけが日本。

材料が外国産というのはある程度までは仕方がないこと。
 でも加工の殆どを外国で行い、
 最後のちょっと手を加えるところだけを日本でやり日本製と呼ぶのは詐欺に近い。

価格は勿論国産木材を使って全ての工程を日本で行ったメーカーより安い。

安く作ろうとする企業努力は勿論必要だけれど、
 不当に安い商品は真面目に国産にこだわって作っている方々を窮地に陥れ、
 破滅させてしまう恐ろしい利己的な行為。

言い換えれば 少人数の自分達だけが甘い蜜を吸って、
 多くの他の生産者を苦しめる身勝手な行為になりかねない。
  
物には適正価格があり、
 その適正価格を理解していないとそのトリックにも気が付かず
 それらの企業の餌食となる。

私のお店は日本製にこだわっています。
 ただ流行っているからこの業態になっているのではなく、
 この日本を守るには日本製を消費する必要があるという想いからで、
  綺麗ごとでもなければ、純粋にそのように感じているから。

日本のモノ作りを支えることは日本の雇用を支え、
 日本の地域経済を支え、日本全体の経済も支える重要なこと。

消費をするという行為は実は次世代の子供たちにも影響を及ぼす重要な行為。
 粗悪、粗悪でないに限らず外国製を買うならば、少しでも良い日本製を買おうと心がけるだけでも次世代に生きる子供たちへの贈り物になることでしょう。

あっ、ガムテープみたいなものでも日本製は凄いですね、という小話のつもりがついつい熱い語りになってしまいました^^;
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おもてなしより思い遣り

2014-04-30 19:08:06 | 日本
人はどうして生まれてくるのだろう。
いや、生物はどうして存在するのだろう。

そんな事でネットで他の人の意見を探ってみる。

勿論答えなどなく、
それぞれの解釈があり、
正解など無い。

人によっては人生は試練だとか、
楽しむためだとか。

自分は人様の役に立つためなどと
勝手に思っているけれど、
はて、そもそも人間以外の生物は
それでは何の為に生まれてくるのだろう。

別に人間に食べられる為に生まれてくるわけでもなく、
そもそも子孫繁栄の為に生まれてくるとは考えにくい。

それぞれの生物はこの世に幾つもの偶然が重なって存在するだけ。
そして生き残ったのはより生存能力、
子孫繁栄繁栄能力を持った生物達。
環境への適応能力も必要かもしれない。

犬や猫は別に人に飼われる為に生まれてきたわけでも無いのに、
人に飼われていないと人によって殺される。

神がいるならば、
神は人を優遇しただけなのか?
万物の神じゃなかったのか?
結局は現代の神は人が創造したもの。

世の中の多くが勝手に人によって定義されて、
人に都合の良いように解釈されている。

人が傷つけあうのも必然か。

目的も無く生物はこの世に放り出される。
正しい道も無く、
正解などない人生。
でも誰にも始まりはあり、
そして終わりはある。

人生を楽しむには
1人では達成できない事が多い。

人は他人にどのように評価されるかを気にし、
他人から認められて自分の存在意義をみいだす。

他人との関係作りが、
結局は人の存在感を認識させ、
ということは人は人との関係を絶つ事ができない。

すると他人との付き合いが重要で、
他人とどのように接するかが人の人生を大きく左右する。

ふむふむ、
興味深い。

自分さえ楽しければ、
自分さえ良ければなんてことは成立しない。

人が他人に思い遣りの心を大切にすれば、
必然的に争いは生じない。
エゴが強いと争いは絶えない。

最近 おもてなし、
なんて言葉が流行っているけれど、
本当に必要なのは思い遣り。

そんな気がします。

注)地下鉄乗車中の15分で書いた為、乱文にて失礼いたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本とMA

2012-05-25 16:14:14 | 日本
昨日は六本木ヒルズに品物を歩いて届けて、
 そして歩きたい気分だったのでそのまま溜池山王まで歩きました。

久々に歩く夜の東京、
 飲食店も多くなかなか楽しい散歩道でした。

散歩をしていると色々なことを考えることができます。
 昨日お店に寄ってくださった通りすがりの年配の女性の軍団。
 結局何も買わずに出て行かれ、
  それはそれで良いんですけれど、
  「外国人の土産にいいわね」
   って話しながら出て行かれた。

この言葉良く言われるんです。
 私のお店に対してどんな意見を持とうとその方の勝手。
 気にいってくださる方は1時間でもお店で品定めをしてくだされば、
  嫌いな方は中にも入らず、
  入っても直ぐに出て行かれます。

お店なんてそれでいいんです。
 結局はお客様が好きか嫌いかを判断されるわけですから。
 でも極力多くの方に気にいっていただこうと、
 色々と工夫をするわけです。

でも私が日本の物だけを販売しようとしたのは、
 何も外国人に対して発信をしたいから、 
 と言うわけではないのです。

外国にいると自分の生まれた国、
 日本が愛おしく思える。
 自分の生まれた国は一つで、
  それが日本。
  家族や兄弟が、そして友人たちが暮らす日本。
  だから自分の国は特別なんです。

だから日本を大切にしたいし、
 日本を誇りに思い、
 そして日本を守りたいという気持ちが強いんです。

世界には200以上の国があり、
 それぞれの文化があり、
 言語があり、食も違えば、
  外見も違う。

全ての文化は素晴らしいし、
 それぞれの国の人々は自分の国を誇りに思っている。

でも日本人は自国に対する愛情が少々少ない気がする。
 それは歴史的背景の違い。
 平和の象徴かもしれない。

でも日本の文化が急速に失われようとしている。
 無くなっても困らないものかもしれない。
 個人的な悪あがきなのかもしれない。

血のつながった母が一人しかいないように、
 自分の生まれた国は一つ。
 まぁ稀に多国籍な方もいらっしゃいますが、
  その方にとってはそれぞれの国が自分のルーツになるかと。

あまりにも当然のことだから、
 あまり考えもしないことなのかもしれない。
 でも身内を亡くした時に、
  初めてその大切さに気がつくように、
  日本と言う国、
   そして文化が無くなった時、
   それは凄く悲しいと思うはず。

自分の国を守れるのは、
 自分達だけ。
 
「外国人の土産にいいわね」
 という何気ない一言。
 でもそれを聞くたびにお店をオープンした5年前と現在、
 何も進歩も無いしその程度にしか見てもらえない現実に、
  自分の無力さを悔いるばかり。

自分の影響力の無さが本当に情けない。
    
そんな事を考えて歩いた夜、
 でも街は変わらず賑やかで楽しげだった。
  そんな夜。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Dark side - UK riots

2011-08-10 18:32:44 | 日本
友人のインド人からメールがあり、
 Birmingham でも暴動があったね、
  とのこと。

Birmingham とは
 ええ、ワタクシが大学生を過ごした街。
 ロンドンだけではなく、
 暴動は地方都市まで広がっているようです。

日本ではそれほど報道されていないけれど、
 かなり大々的な暴動の様子。

10日現在で暴動で逮捕された人数は、
 なんと1300人以上。

暴動には色々な理由はあり、
 イギリスの暴動に関するニュースを読んでいても切りがないほど
 議論がなされているけれど、
 一番の原因はやはり貧富の格差によるものでしょうね。

イギリスと聞くと、
 石造りの豊かなロンドンの街や、
  コッツウォールズのようなのどかな田舎町を思い浮かべるかと。

確かにそのような場所は存在し、
 決して間違ってはいないけれど、
 どの国や街にもダークな部分がどうしてもある。

イギリスの場合も他に漏れず、
 貧富の格差は激しく、
 テムズ川の南側の地帯は比較的有色人種が多く、
  低所得者が多く住む。
  街並みは明らかに異なり、
   何とも不自然に見えるけれど、
   それが当たり前と思うと自然なのか。

日本の貧富の差が問題視される昨今。
 でもその差はイギリスや米国の差と比べるとまだそれほどでもない。
 でも日本の貧富の差は確実に広がり、
  徐々に欧米に追い付く勢いかと。

貧富の差は資本主義の申し子。
 でも誰しも豊かに暮らすことを望んでいて、
 貧富の差が激しくなると軋轢が生じる。

勿論全ての国民を豊かにすることは無理な話だろうけれど、
 今の日本の政策を見ていても、
  この貧富の差は縮まるどころか広がる一方な気がする。

流通革命とか、IT革命とか言うけれど、
 本当にそんな革命は必要なのか?
 一部の人間に富みが集中するような世の中は、
  必ず一方に問題が生じてしまう。

日本の政策は何かと欧米の真似をするところがあるけれど、
 暴動が起きている国の政策を真似て本当に良いのかな?!
 いや、良くないよね。

このイギリスの暴動からも学ぶべきものがある、
 そんな気がしました。

ご興味がある方はこちらのサイトをどうぞ↓↓↓
 http://www.guardian.co.uk/uk/london-riots
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の事をどのくらい好きですか?

2011-05-20 20:22:10 | 日本
日本は大好きだし、
 日本人であることに誇りを持っている。
 日本に帰ってきて今は本当に良かったと思っているし、
  今後もずっと日本に居続けると思う。

カナダへの移住を考え、
 書類を提出し、
 面接も受けて、健康診断まで受けて、
  そして移住のビザをもらったのが2000年。
  書類の提出から1年以上が経過していた。

いよいよ移住をするぞと動き出したとき、
 泣きながらそれを電話越しに止めてくれた母。
 当時はロンドンに住んでいたから、
  カナダへ行ったところで何も変わらないと思っていた。

ビザが下りたという知らせの手紙に、
 日本語で「おめでとう!」
 と書かれていたのを今でも覚えている。
  イギリスに居たのに。
  あれは誰が書いてくれたのだろう?!

もしカナダへ行っていたら、
 今頃は何をしていたのだろう??
 少なくとも今とは全く違う人生を歩んでいたはず。

でも今は日本に帰ってきたことを心底良かったと思っている。
 そして今後も日本に帰ってきたことが、
 正しかったと思えるように生きていきたいと思う。

だから日本に対しての気持ちが、
 他の人より若干強いかもしれない。
 でもその気持ちが稀に空回りすることもある。

日本は大好きだし、
 もっと良い日本になって欲しいといつも願っているけれど、
 実は日本の嫌いな部分も沢山ある。

でも難しいのが、
 日本の好きなところが、
  稀に嫌いな部分を形成する要因の一つでもあることがある。
 
人間でも同じですよね。
 大好きな人がいても、
  嫌いな部分はあったりするわけで、
  大好きな部分と嫌いな部分とは紙一重な場合が多い。

勿論自分も完ぺきな人間ではないので、
 何が良くて、何が悪いなど言える立場でもないけれど、
 昔の日本人は凄いよ、
  って思うわけです。

日本が成長の過程で得た物は沢山あり、
 今の日本があるのも、
  経済の発展で得られたもの。

でも陰では失われた物も沢山あり、
 それは今の発展を得るための犠牲だと、
 簡単に片づけてしまって良いものかと疑問に思う。

常に前を見つめながら前進をすることは大切。
 過去を振り返っても意味はない。
  なんて思うかもしれないけれど、
  重要なのは発展には過程があり、
  その過程は過去の経験に基づくもの。

更に前に進むにも、
 やはりその犠牲となってしまった過去の遺物は
  失ってはいけないし、
  大切に保管しなければならないと思う。

過去の遺物とは、
 勿論物に限らず、
 精神論であったり、文化であったり伝統、
  そして歴史。

「ここより下に家を建てるな」
 と書かれた石碑の話。
 今回の地震で有名になりましたね。

日本のさらなる発展には、 
 過去を振り返る事「も」重要、
 そんな気がします。  

もっと素敵な日本になっていくと良いですね。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本

2010-12-22 14:22:30 | 日本
ちょっとブログをサボってしまいましたね^^;
 あと数日でクリスマス♪
 年々イルミネーションがあちこちで見られるようになり、
  1年で一番華やかな季節なのかもしれません。

イギリスに住んでいた頃はクリスマスはあまり嬉しくなかったですね。
 確かに街は華やかになるけれど、
 クリスマス当日は日本のお正月みたいにお店が閉まるし、
 街が閑散としてしまって、
  家族の居ない自分は寂しいものでした。

そりゃそうですよね、
 クリスマスとは本来キリスト教の儀式の一つで、
 家族と教会へ行ってお祝いをする日。

日本は西欧の文化を日本の文化に取り入れてきたけれど、
 日本は逆にどれだけ西欧の文化に影響を及ぼしてきたのだろう??
 西欧の文化の流布に役に立ったのは勿論キリスト教。
  世界中に宣教師が散らばり、
  西欧文化を教え込んでいった。
  う~ん、見事に成功していますね。

同じ人間なのに、
 国によって文化も考え方も大変異なる。
 面白いですよね。

どの国も魅力的だし、
 住めば住んだでそれは楽しい人生になるでしょうね。

でも自分は日本に帰ってきて良かったと今になって思っています。
 勿論今の日本は国として色々な問題を抱えていて、
 決して国民にとって住みやすい場所ではないかもしれない。
  でも色々な長所短所を考慮すると、
  結果的には日本が自分にとっては一番良いのかもしれない、
   そんな気がします。

イギリスにいた時にはあまり笑顔を出さなかった。
 色々な理由はあるけれど、
 全般的にイギリス人は日本人より笑顔が少ない気がする。
 そしてある意味いつも身構えていた気がする。

そんな事いた頃には気がつかなかったけれど、
 日本に帰ってきてしばらくしてから、
 自分の中の変化に気がついた。
  今はもっと自分らしくリラックスしている。

日本では当然のことが、
 イギリスでは当然ではない。
 イギリスに限らず他の国でも当てはまること。

それは日本では安全に夜中でも女性一人で歩ける(最近は変わりつつありますが)、
 電車は(あまり)遅れない、
 仕事に対しての責任感があるので信頼できる、
  などなど色々日本に住む利点がある。

モスクワなんて昼間でも人気のない場所を歩くのも恐い。
 ロンドンだって、
 男ならまだしも女性一人で夜中に歩くのは恐い。

イギリスだと銀行が平気で間違えをするので、
 クレームをすると「私はやっていないから知らない」
  みたいなことを言われる。

一つ一つの事に関して、
 自分でしっかり目を光らせていないと、
 落ち着いてテレビも見ていられない。

粗を探しをするのは簡単だけれど、
 良いところを見つけるのは意外と難しい。
 でも一旦他の粗を知ってしまうと、
 意外と良いところは簡単に見つかる。

日本もいいところだよ。
 残念なことに変わりつつあるけれど。
 でも我々一人一人が住みやすい国になるよう、
  我々自身で手を尽くさなければならないのだろうね。 
  もっと住みやすい日本にしましょうね♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本への想い

2010-11-28 18:43:15 | 日本
今週末は天気が良かったですね!
 皆さまいかがお過ごしですか?
 銀杏並木も絶好調に綺麗です♪
 お陰さまで本日はてんてこ舞いの一日。
  爽やかな疲労感が心地よいですね。 
  
先日 日系アメリカ人の親子がお店に寄ってくださいましてね、
 今日はちょっとそのことに関連して、
 感じたことを書かせていただこうかと思います。

お母様は日系四世、
 見た目は日本人、
 だけれど日本語は話せないとおっしゃっていました。
 娘さんお二人は混血でしょうか、
  若干日本人離れした容姿で、
  とても美人姉妹。

あまり詳しくはお話ができませんでしたが、
 自分たちのルーツを探る旅であったように思いました。

アメリカ人である彼女達にとって日本とは。
 やはり祖国であり、
 ルーツであり、
  特別な国であることでしょう。

ご近所の蒔絵教室で体験コースを受けられたそうです。
 近年では蒔絵自体を知らない日本人も多いのに、
 関心です。

私が日本の文化、
 伝統工芸、
 日本の製品を大切にしたいと言う強い想いが、
 稀に肩透かしに感じることがあります。
 一人で気張って頑張っても、
  通じないのかもしれない。
  そう思うことがあります。

あまり日本日本と連呼すると、
 右翼みたい、なんて言われることも。
 
多くの日本人にとって右翼は、
 黒い車で、軍歌を大音量で流し、
 天皇万歳と言っている方々のイメージが強いかと思います。

しかし右翼の意味は、
 伝統的な文化や社会秩序の保存を表すことで、
 特に過激な意味合いは無く、
 簡単にいえば日本を大切にしたいという想いであると思います。

改革は必要で、
 左翼的な考えは時代を生き抜いていく上で重要です。
 しかし何でも過ぎると良くない様に、
 右翼的な考えと左翼的な考えのバランスが大切かと思います。

日本は先人の多大な努力と勇気のため、
 侵略を受け無かったアジアでも特殊な国。
 まあ一時的に米国のGHQに支配されたことはあったけれど、
 ハワイのように米国の属国にはならず、
  日本国という国を今でも維持している。

今を生きている私たちは、
 それを幸せに思うべきで、
 先人に感謝をしなければならない。

ヨーロッパの多くの国は、
 侵略の繰り返しで、
 そのためか自国に対しての想いが強いと思う。
 歴史的にもいくつもの国が独立し、
  自らの国を取り返す動きがあったのも、
  やはり自分の祖国を誰しも大切にし、
  それが生きる糧になっている証。 
 
日本人はこの侵略を受けなかったことにより、
 自国に対しての想いが他国の侵略を受けたことのある人種より、
  少ない気がします。

技術の進歩で、
 世界が急速に小さく思えるこの世の中。
 ビジネスも多国籍化し、
  国を越えた思考が求められている時代。
  
一見日本の文化に固執することが無駄に思えることもあるけれど、
 やはり昨日来てくださった日系米国人親子のように、
 日本人のルーツは日本で、
  それを保持していくことは、
  日本人の義務であり、
   日本人の生きる糧だと思う。

何も日本の文化が他国より優れているとは思わない。
 でもヨーロッパ人がヨーロッパの文化を大切にするように、
 日本人も日本に誇りを持ち、
 そして日本の文化を大切にすることが必要だと思う。

そして日本製にこだわる理由は、
 物作りがその文化を支える基本だと信じているから。
 皆さまの温かいお心で弊店も存続ができます。
  弊店を今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 
ブログで短くまとめて書くのは難しいですね^^;
 またの機会に色々と書いてみようと思います。

それでは良い日曜日の夜をお過ごしくださいね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草食系男子

2010-08-03 16:35:07 | 日本
最近よく耳にするこの言葉、
 草食系男子。
 
今一ピンとこなかったけれど、
 一体どのあたりから草食系と肉食系男子を定義づけるのだろう??

調べてみると人によって定義が異なり、
 性に対する欲求の違いであったり、
  精神的な違いであったり。
 
いつから草食系男子という人種は発生し、
 定義づけられたのだろう??
 
突然変異でそのような男子が一度にどばーっと世の中に排出されてきたのではなく、
 徐々にそのような男子が増え、
 1世代だけで形成されたものではなく、
  時間をかけてそのような男子の人口が増え、
  そしてついに草食系男子という単語が生まれるまで存在感を増してきた表れなのだと思う。

最近武士道であるとか、
 大和魂に関する本を読む機会があった。
 義を重んじ、
  愛する者の為に戦う。
  寡黙で、しかし男の優しさがあり、
  男気のあるのが日本男児たるもの。

こんな考えはもう過去の遺産で、
 古びた骨董品、
  現代社会が求めているのは、
  中性的なもっと柔軟な男が求められているのだろうか?

ところが実際は、
 ハリウッドがラストサムライという武士道精神を表現する映画を製作し、
 西欧、米国などでは武士道精神が見直されつつある。
  本当に大和魂は過去の遺産か??

今日お店に大学生が入ってきてくれた。
 お店に入ってくれたのは男子二人で、
 女性二人は外で彼らを待っている。

彼らはお店を大変気に入ってくれた様子であったが、
 外で待っている女性達の事が気になるらしい。

「そろそろやばいよ」
 と一人の男子。 
「ごめんね~、待たせちゃったね」
 ともう一人が外に出て女性達に謝る。

ふむふむ、
 通常ワタクシのお店に来てくださるお客様は、
 逆のパターンが多い。
 男性が外で待っていて、
  女性がお店を覗いてくださる。

勿論ワタクシとしては、
 男性でもお店を楽しんでくださるのは嬉しいこと。
 何の異議もないけれど、
  もしかしてこれが草食系男子??

ちょっと違和感を覚えたワタクシは、
 男性と女性に関して考えてみる。
 それが今日のお題のきっかけ。

良く考えれば、
 最初に就職した銀行で直属の上司は女性。
 とても仕事のできる、
  かつ部下に対してはとても気配りができ、
  上の者に対しては真っ向からぶつかれる頼れる、
  そして尊敬できる上司だった。

その上の上司は男性で、
 何とも頼りない男であった。
 ふと更に周りのことを考えると、
  男気のある男性の先輩は無に等しく、
  自分の事ばかり気づかい、
   上にはごまをすり、
   部下には厳しい人たちであったような気がする。
   まあ良くドラマとかで描写されるサラリーマン像である。

草食系男子のルーツをさかのぼると、
 恐らく戦後日本の教育にまで及ぶと思う。
 つまり団塊の世代あたりであろうか。

GHQ が日本解体を企て、
 日本人から教育と洗脳により
 大和魂、大和撫子の精神を一切取り除いた頃から、
  草食系男子の発生の土壌は築かれ、
  平成になった今、
   あたかも突如発生したかのように表現される。

イクメンとか、
 草食系男子とか、
 どんどん中性的な男性が増殖する世の中、
 本当に世間はこのような男性を必要とし、
  望んでいるのだろうか??

前述のワタクシの尊敬した女性の上司、
 彼女は本当になりたくて男勝りの上司であったのか、
  それとも頼れる男性がいなかったから、
  彼女は必然的に強い女性になったのか??

世界が武士道に徐々に注目している最中、
 日本ももう一度武士道を再考してみても良いのでは?
 もしかして今日本に本当に必要なのは、
  大和魂なのかもしれない、
  そんな気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~の為に

2010-06-10 17:23:16 | 日本
政権交代があったかと思えば、
 今度は総理が交代。
 今度の総理に期待をしますか??

そんなニュースが今朝も流れていましたが、
 小さいお子さんを抱えた主婦が、
  子供手当に関して大変期待する、
  など国民の期待もその個人に直接的に関係することに集中しているようで、
   国全体の政策として期待するかということになると関心が薄い気がします。

民主党。
 国民主導の党のはずだけれど、
 名ばかりで腰砕け状態であるような気がしてならないですね。
 
勿論立派な政治家の先生方は沢山いらっしゃるでしょうけれど、 
 表に出てくるのは、
  国民の為にではなく自分たちの党の為に尽くすタイプの政治家が多い気がします。

次期総選挙は勝つ!
 とか言っている時点で、
 目標がずれていますよね。
  選挙は勝つとか負けるとかじゃないはずなのに。。。

今回の総理も、
 総理大臣になって天下を取ることが目標だったとか。。。
 えっとぉ、今は戦国時代か何かですか?

24時間体制でお仕事をされているのは分かります。
 真剣にこの国の為に清い心を持って精進されている先生方もいらっしゃるはずですが、
 でも大部分の方々の目標が大分ずれていることは否めません。

政治家の方々に期待をするのは勿論ですが、
 忘れがちなのが国民は国の為にどれだけ尽くしているのか?
 私はこの国の為にどれだけ力になっているのだろう。
  私のこの国にとっての存在価値はどのくらいだろう。
  そんな事を考えることも必要な気がします。

人の粗を探すのは簡単。
 人を責めるのも簡単。
 でも気がつくと他人ばかり責めて、
  自分のことは疎かになりがちです。

経済が縮小しているこの世の中、
 バブルの頃と同じことをしていたら国は破たんします。
 必然的に国の支出も小さくならなければ、
  国の借金は一向に減りません。
  まあ 仕分作業で今取り組んでいることだとは思いますが、
  国民も慎む心を持つことが大切な気がいたします。

自分の為にではなく、
 人の為に、
 この国の為に、
  他の国の貧しい人々の為に、
  会社の為に、
  ・・・・・ などなど。

そしてこれから生まれてくる次世代の子供たちにとって明るい日本であって欲しい。
 

まあ短いブログでは表現するのは難しいですが、
 今の政治家にはワタクシも期待することにして、 
 そして自分がこの国に今できることに精進したいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

声の大きさ

2010-05-02 18:45:22 | 日本
連日GWは良い天気が続いていますね。
 う~ん、気持ちが良い♪

今日のお題は声の大きさ。
 東京の電車の中は比較的静かなので自分は好き。
 話している人がいても普通小声で話したりしています。

でも決まってうるさいのは、
 中国人とかアメリカ人。
 大声で電話までしたりしています。

日本人が小声で話したりするのは、
 周りへの気づかいですよね。
 他の人が沢山いるところで、
  他人に迷惑をかけないようにという配慮から。

まあ全部の中国人やアメリカ人が大声かと言うと、
 まあ個人差もあるわけですが、
  %でいうと絶対日本人より大声でしゃべる人が多いかと思います。

周りへの気づかい。
 声の大きさと比例するかと思います。

昨晩、用事がありまして渋谷のレストランでお食事をしていたわけですが、
 近くに座っていた日本人男性2人組みの声のうるさいこと。
 
居酒屋さんみたいな活気のあるワイワイとしたところでは良いかもしれません。
 しかしシックなお洒落な店内、
  ジャズの心地の良いBGM。

その二人は日本語と英語を半々くらいで話していました。
 英語のアクセントもちょこっと日本人のアクセントが混じっている程度で、
 流暢なアメリカン英語。
  身振りも話す内容もまるでアメリカン。
  米国のTGI Friday にでもいそうな二人。
  でも見た目は完全に日本人だし、
   日本語なまりが若干でも入っていることから、
   国籍は日本のはず。

二人が話に夢中になって興奮してくると、
 店内全体に響きわたる大声で話しだし、
  ワタクシの対面に座っている人の会話も聞こえないほどうるさくなってきました。

店員さんも注意しずらいですよね。
 そこでワタクシが一喝させていただきました。

すると2人は素直に謝り、
 1/10程度の声音で話し始めました。

そうそう、小声で話そうと思えば話せるのですよ。
 他のお客さんもゆっくり食事ができるわけです。

話の内容から二人は米国の金融会社に勤めている様子。
 米国人になるきり仕事も頑張っていることでしょう。
 でもね、心も米国に奪われてしまったかと思うと、
  同じ日本人として悲しかったですね。
 
いくら米国人のように話し、 
 米国人のように振舞っても、
  外観は日本人。
 であるならば、日本人であるということを基調にし、
  その上に米国の要素を取り入れる方がよっぽど格好良いのにとワタクシは思うのです。

周りへの気づかい。
 声の大きさでもその人の心遣いの度合いが分かります。

  
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本人は丁寧で礼儀正しい??

2010-01-25 15:50:35 | 日本
週末はみなさんいかがお過ごしになられましたか?
 最近のマイブームは近所の銭湯に行って寛ぐこと。
 そこは露天風呂も大きくゆっくり入れます。
 温泉でなくてもゆっくり大きなお風呂に浸かると、
  す~っと疲れが消えていく。
  450円の至福のひと時。
   ご近所に銭湯がありましたら是非活用しましょう♪

さて 今日のお題はこの通り。
 良く日本人はPoliteと評されますね。
 丁寧で礼儀正しいと言われますが、
  それは本当か?!

そんなことにチャレンジしたオーストラリア人の研究者がいました。
 本当に日本人はPoliteなのか??
 
近所の人に挨拶をするとか困っている人を助けるか、
 などの「そのオーストラリア人」が判断する礼儀正しさが評価基準でしたが、
 結果は日本人は実はPoliteではない、という結果でした。

まあ評価基準がオーストラリア人に有利であった、
 ということは否めません。
 しかし重要なのは、そのオーストラリア人が、 
  実は日本人は丁寧でなければ礼儀正しくもないと思ったという事実。
  きっと彼の身の回りの人も同じように思ったため、
   それを研究したに違いありません。

今朝 電車に乗ったら、
 後ろから強烈に押してくる人が。
 車両から降りたかったのですね。

なぜに無言?
 すみません、降ります、
 と一言言えば勿論ワタクシも一度乗った電車を降ります。
 強引に押しだされると良い気持ちにはなれません。

良く友人のカナダ人が、
 なぜ日本人は道を歩いてくると突進してくるの、
  とイライラしていました。

確かにお前はイノシシかっ!!くらいな勢いで突っ込んでくる人多いです。
 ぶつかっても何も言わなければ、 
 知らんふり。

欧米であれば肩がちょこっとでも当たると、
 Sorryとお互いに謝ります。

扉を開ければ、
 後に来る人のことを考えてドアを開けて待ってくれているのが欧米人。
 日本人だとコノー畜生!くらいな勢いで目の前でドアを閉めますよね。
 
売店で物を買ったら、
 お客さんはThank you! とか Thanks ってお礼を言うのが欧米流。
 でも無言な日本人。
 
日本人は謙虚で丁寧で礼儀正しい。
 それは嘘なのか?

いやいや、一昔前までは確かにそうだったに違いありません。
 だって東京から離れると上記の全てが欧米と同じように日本人も丁寧ですもの。
 いつの間にかに周りへの気づかいを忘れてしまったのでしょうか?
  
まあワタクシも疲れていたり、
 考え事をしたりしているとついつい「すみません」や「ありがとう」、
 という言葉が出ないこともあります。
 やはり常に心のゆとりを持つよう心掛けるのは大切ですね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本が日本であるために

2009-09-02 11:08:28 | 日本
今日は久々に日本について書いてみましょう。
 以前大分前に書いた日記の続きの様な感じでしょうか(以前の日記はこちら)?

先日私のブログでも度々登場するインド人の友人と軽く飲みに行った時の出来事。
 表参道の小さな小さなバーは、
 酔ってもいないのに白熱した議論の場となった。
  傍から見たら喧嘩をしている二人w。
  というかまるで僕が怒られているみたいw。

最初は反論をしていた自分も、
 おやっ、彼が正しいぞっと思うようになり、
 今まで自分の中でもやもやしていた物が形を形成しだした。

個人的にはアメリカの存在というのが大分小さくなり、
 影響力も薄れつつあると安易に考えていた。
 けれど現実はアメリカは日本に多大なる影響力を及ぼし、  
  その影響力は衰えるどころか増す勢いであるような気がした。

ハリウッドは未だに若者に影響力を与え、
 使っているPCのソフト、
 金融システムなどアメリカが常に中心的存在。
 あらゆるソフトの面でアメリカの影響力は計り知れない。

国際社会における日本の大企業は、
 世界各地にて活躍をしているけれど、 
 国際化した日本企業はこぞって日本式経営ではなく、
 アメリカ式経営を取り入れたり、
  いわゆる欧米的ビジネスに捕らわれ、
   国際化=欧米化になっていることに気がつく。
   環境面では欧州の影響力は凄い。

着るものから食べるもの、
 振る舞いまで欧米化しつつある日本。
 別に日本だけではなく多くのアジア諸国で同じ現象が起きている。

はて、日本やインドの文化は本当に欧米諸国に比べて劣るのか??
 欧米的ビジネスに比べて日本的商いは駄目??

自分が米国で営業活動をしていた時、
 営業活動は日本的商いの方がもてはやされた気がする。
 迅速な肌理細やかなサービス。
  何にでも課金しようとする欧米的ビジネスに比べて、
  日本的な商いの方がずっと優勢であると思う。
  そこが私がビジネスは嫌いで商いは好きであるというところ。

それではなぜ欧米、特に米国の影響力は衰えないのか?
 それは精神面で既に我々が劣勢であると認めているからであるよな気がする。
 友人が言うには「We don't dare」。
 する勇気が無いということ。
 日本的経営は批判の対象になることが国際社会では多いけれど、
  本当に駄目なのか?それともその批判を撥ね退ける勇気が無いのか。
  「We have to dare」という言葉が私の心を刺す。

とかく言う友人も、私も洋服に身を包み、
 ビールを飲みながら議論をする(まぁその時には私は芋焼酎を飲んでいましたがw)。
 
そこで私のお店のコンセプトにたどり着く。
 「言わなかったけれど、
  君のお店に行く前から君のホームページを知っていたんだ」とのこと。
  コンセプトに同調してくれて、そして今僕らはこのように議論を交わしている。

思い起こせば、大学生の頃経済学だかの本を読んでいて、
 欧米文化に日本が含まれていた事に違和感を感じたことがあった。
 先進国の仲間入りをし、発展を遂げた日本。
  著者は日本の発展を称えて日本も欧米文化に含めたのだろう。
  
日本は欧米文化では無いし、
 成りたくもない!っと心で反発しながら、
 今の現実はそうなんだなっと認めざるおえなかった。

別に日本が一番で、日本が世界を支配すべきだとは全く思わない。
 それどころか各国の良き文化を尊重し、
 共存をしていくことを願いたい。

まあ色々書きましたが、
 欧米の優れた文化もあり、それを積極的に取り入れることは必要。
 しかし全てが正しいわけでもなく、
  日本の良いところに各国の良いところを足すことにより、
  よりよい社会が生まれるのではないかと思う。

日本が日本であり続けるためには、
 まず強い意志を持つこと、そんな気がします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海の日と日本

2009-07-21 16:00:49 | 日本
明日、東京では75%くらいの部分日食が見れると報道されていましたが、
 このままでは明日の東京の天気は曇り。。。
 一応11時13分頃が最大日食時間だそうですが、どうでしょうね。

さて昨日は海の日でしたが連休は満喫されましたか?
 海の日の由来はあまり知られていないのでちょっとその由来でも。
 
明治天皇が始めて船に乗って50日かけて東北地方を巡幸されたのが明治9年。
 青森から函館を経由して横浜に到着されたのが7月20日であったというわけです。
 この日を海の記念日として呼ばれていたそうですが、
 平成7年に「海の日」として祝日になったのですね。

日本は海に囲まれた海洋国家。
 海なくして日本の繁栄はありません。
 海から直接得る食物や、
  海のお陰で他国の侵略を免れたり海あっての日本。
 
海の恩恵に感謝し、海洋国家である日本の繁栄を願う日が「海の日」なのです。
 勿論弊店でも海の日には国旗を掲げて営業をしていましたよ。

しか~し!!
 平成15年より7月の第3月曜日と改正され、
 今年は21日が海の日でした。

この連休にするために祝日を移動するという流れ、
 私は好きになれません。
 物事には由来があり、
  理由があるからこそ制定されているのですね。

連休にすることにより興行収入が増えるから、
 などの理由によって国民の祝日を変えてしまうのも味気ない。

便利であるから、
 利益が上がるから、
 面倒だから、
 都合がよいから、
 そんな理由だけで物事を決めていくと失われていく文化もある、
  そんな気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

察する

2009-01-21 00:25:51 | 日本
昨日に引き続き、
 調子に乗って日本人について書いてみようかと。

察するということ。
 以前の日記でもチラッと書いたことですが、
 これまた日本人の美しい心の一つです。

お察しするに・・・や、
 ~をお察しいたします。

など物事の事情などを推し量ってそれと知る、もしくは推測をすることを、
 察するといいますね。

英語にするとI guess とかI believeという言葉になりますでしょうか?
 しかし察するということには、
 I guess や I believeといった表現にはない意味が含まれています。

察すると言う言葉には、
 相手の状況を自分に当てはめてみて(推し量るという部分)理解をすることで、
 相手の立場になって考えることが前提なのですね。
 なんとも日本人らしい素敵な考えです。

I guess や I believe という言葉には、
 単に自分が考えるにという自分が中心なのですね。

相手の立場になって考える。
 相手の心情を共有する心が察すると言うことの表れです。

今の相手の状況を考えると、
 こうしてあげた方が良いだろう。

であるとか、
 状況がこうなので、こうしない方が良いだろう、
 とかちょっとした心遣い。

この察すると言う心、
 そして心遣いは海外でもとても喜ばれることです。
 
しかし この察するという言葉は、
 最近では滅多に聞くことがなくなりました。
 聞く頻度が少なくなると共に、
  この心も薄れてきているような気がします。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本人の心

2009-01-20 15:10:50 | 日本
人との出会いは偶然で、必然的。
 私が日本を大切に思いたいと感じたのは、
 外国人との出会い。

ちょっと堅いテーマになってしまい、
 書くかどうか迷ったのですが、
 たまには真面目なテーマもよいかなと

ブログに「日本」というカテゴリーを加えました。
 このテーマに関してはまだ自分の中で整理ができていないので、
 徐々にまとめていければと思います。

日本をいつから意識しただろう?
 それは日本に帰ってきてから2・3年経ったとき。 
 それまで日本という存在が自分の中で薄かった気がします。
 日本を最初に出たとき、
  全てが目新しく、外国の文化の方が素敵に思えた。

イギリス、イタリア、フランス、ロシア、アイルランド、アイスランド、アメリカ、カナダ、中国、台湾、韓国、タイなどなど、
 何処へ行っても日本とは違い、魅力的に思えた。

日本を捨て、
 カナダに移住も考え、
  あと一歩でカナダ人になる勢いで、カナダへ渡る準備もしていたとき、
  日本に居る両親に電話をした。

「4人の息子が居て、一人くらい海外に移住したっていいでしょ?」
 と軽い気持ちで電話越しにロンドンから母に話したとき、
 泣きながら「4人いたって、あなたは私の息子、日本に帰ってきて欲しい」
  と言われた。
  鈍器で頭を殴られたような、
   その時 自分という存在に価値が生まれた気がした。

それまでの自分は日本人であることに誇りも無く、
 日本人であることに感謝もなく、
 日本人を捨てることに違和感など無かった。

自分が生まれた現代が豊かである象徴だろう。
 不景気のどん底といわれている今でも、
 昔の日本と比べたら明らかに豊か。
 不平不満など述べる資格などない。

人間とは一度得てしまうと、
 それには飽き足らず更に上に登ろうと欲するもの。
 その欲求は尽きることなく、自らの崩壊をも引き起こす愚かな生き物。
 
今の日本を見ていると、
 とても悲しくなる。
 政治家は己の利益を追求し、
 国民の生活など後回し。

国民は己の利益を追求し、
 他人のことなどお構いなし。

会社組織では、
 お互いを鬩ぎ合い、
 我が先なりと競い合う。

まあ悲観的になり過ぎてもいたしかたないことではあるけれど、
 でもふと冷静に世の中を見ていると、
 このままで大丈夫?! と心配になる。

もっとミクロの世界で言うと、
 日本を好きな外国人の方が、 
 よっぽど日本を大切にしている。

「これは日本製?であれば買います」っと外国人は問うけれど、
 「日本製は高すぎる」っと日本人は言う。

ハリウッドの映画「The last samurai」を観たとき、
 悔しかった。
 どうして外国人に日本人の心とはを表現されなければならないのか?
 悔しいけれど、今は失われつつある日本人の心「武士道」が表現されていた。

Businessという言葉、
 私はあまり好きではない。 

前の会社にいた時、
 外資系の企業に「お互いに有益なWin Win の関係を築きましょう」と言われムッときた。
 そんなものは商いをする最低条件で、あえて口走ることではない。
 付け加えるならば、お互いにWin Winの関係ではなく、
 あなたが我々のことを第一に考え、
  より良いサービスを提供してくれるとき初めて我々もその恩に報いてお支払いをする。それが本当の商い。

 提案をするのであれば、あなた達にとって良いと思われる提案ではなく、
  我々にとって良い提案をお話いただきたい。
  私は常にお客様に有益になるようにお話をしてきたつもりだし、
   そうでなければ末永く良い関係など築けない。

この超不景気を引き起こした人達?!
 それはMBAとかビジネスを真剣に勉強をしてきた人間が引き起こしたマネーゲーム。

人情溢れる商いは好きだけれど、
 ビジネスは嫌い。
 商いとビジネスは日本語と英語の違いではなく、
  全く違った言葉だと思います。

とても堅いテーマになってしまいましたが、
 最近色々と頭を悩ますことがあります。
 それは日本人ってこうだっけ?と思うことが多々あり、
  もう一度日本人について考えてみたいと思ったからです。

つづく
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Blogram

blogram投票ボタン