今日も寒いですね。
雨は上がりましたが、
桜君達は今週末まで散らずにいてくれるでしょうか?!?!
今日は度々お店に来てくださっている女性が、
私の現在大変お気に入りの作家さんの有田焼グラスを買ってくださいました。
良いものを買ってくださると嬉しいですね。
さて 今日ご紹介するのは招き猫。
この猫大変人気なのですよ。
弊店は小さなお店なので、それほど商品がドバッと売れるわけではありません。
しかし こちらは今年になってから 60個以上売れました。
今まで仕入れた商品の中でも一番売れたものではないでしょうか?!
腹の部分には+-=をつなげて「幸」という文字が書かれ、
横にはイタリア語で「幸せとは気づくこと」 と書かれています。
なんていいことを言うじゃありませんか、
この猫。
そう、幸せって、ある出来事に対して、
幸せであると感じるか感じないかで異なるもので、
同じ出来事を経験しても、幸せだなぁっと思うと幸せになれるのですね。
ずっと前のことですが、
地下鉄に乗っていると、
時代遅れの服を着た(要するに70年代にでも流行ったような柄の洋服)夫婦が途中駅から乗ってきました。
ファッションで70年代の柄の洋服を着ているのではなく、
新しい洋服を買う余裕がない、
つまりあまり裕福な方ではなさそうです。
奥様の左手には紙袋が入ったスーパーの買い物袋が提げられています。
このご夫婦は自分の目の前に座ったのですね。
自分は人の観察をするのが好きですね。
色々と人の行動をみるのですね。
別に批評とかするつもりはないのですが、
全くの他人の人生をその瞬間共有できるのですよね。
この人の人生の一部を自分はこの瞬間だけ知ることができると思うと、
人の行動に興味がそそられます。
奥さんが買い物袋をガサゴソいじり、
紙袋から桃を一つだしました。
旦那さんの方を振り向くと、
歯をむき出して満面の笑みで笑うのです。
そして桃を笑顔で見つめ、桃の存在に本当に幸せそうでした。
裕福な時代に生きていると、
たかが桃、などと思いがちです。
もちろん 桃は大好物で、桃を食べると嬉しくなります。
しかし スーパーで簡単に手に入るもので、
この奥様が桃に対して見せた感情ほど、
自分は桃に幸せを感じていなかったと反省しました。
そう、同じ桃でも感じ方によって、
感ずるものがことなるのですね。
幸せとは気づくこと。
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