ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

iPodに旅先の写真を!

2005年02月23日 | ビジネス
かってレコードが全盛期だった頃、アルバムとは聴くだけのものではなく飾るものでもあった。独特の、センスのあるジャケットはその辺りに放っておくものではなく、コンポに立てかけたり、壁面に並べたりするものだった。30cm×30cmのジャケットとは、それだけで主張を持ち、僕ら自身のセンスをアピールし、魅力に満ちたものだった。そんなこともあって、基本的に楽曲と写真や画像とは相性がいいものだと思っている。

それは「iPod Photo」やOlympusの「M-robe 500i」の登場についても、どうせ曲を聴いている時には胸ポケットかカバンの中だろうにと思いつつも、曲のジャケットや自分が撮った写真やイメージのぴったりあった写真が表示されたらかっこいいよなと思っている。なので今回のニュースも断然支持!

iPod、次の新機能はデジカメとの連携か

ただいくつかの疑問もある。今回の報道の中で、iPodとデジカメを直接結ぶとあったが、これを期待するユーザーと言うのはどれくらいいるのだろうか?デジカメを直接プリンターに接続したいユーザーはいるかもしれないが、PCとの接続なしのiPodユーザーは考えにくい。むしろ、iTuneの管理画面にジャケ写が表示されたり、iTune対応のアルバムソフトを用意するなど、PC上での”遊び”があるほうが魅力的だと思うのだが。

また動画対応という話もあったが、これは動画の種類次第だろう。PSPなどは2時間の映画が見られるということをウリにしようとしているようだが、個人的にはポータルデバイスで映画を見るとは思っていない。

例えば今のiPodにデジタルビデオやFOMAで撮った10秒~30秒くらいの動画だったらありかなと思う。様々な静止画・動画を含めた「アルバム」を持ち歩く感覚だ。こうしたものに曲をつけてみんなに見せるというのはあるような気がする。

デジタル革命の1つの恩恵は、これまでであれば捨てざろうえなかった手紙や絵や写真、あるいは音楽やプライベートビデオといったものをデジタルデータとして大容量HDDに放り込んで、いつまでも残しておくことができるという事にあると思う。自分のお気に入りの写真や画像にお気に入りの音楽をつけて、それを友人に自慢する。彼女との旅行先の写真にぴったりの曲をつけたり、それをパラパラマンガみたいにしてみたり、”遊び”の感覚、”自慢””自分らしさ”をアピールする感覚は新しい魅力になるのではないだろうか。


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