突然,不治の病になりましたとさっ。

病気が大っキライです。
何年経っても受容できず、コントロールの愚痴、毎日の出来事を愚痴る後ろ向きブログです。

子から学ぶこと

2008年12月04日 | 家族 MY娘
「子を持って知る、子の有り難味」

こう仰ったのは、myの高校の国語教師デス。



産休を取られた先生の代わりに、2ヶ月ほど教えていただきました。

オバサンの先生でしたが、今のmyと同じくらいかもしれません・・・。




子どもを持ってみて、初めて、親のありがたさが身に沁みる・・・は知っていましたが、先生の仰る意味は違いました。


子どもを持って、子どもから学ぶことがあるという、お教えでした。



私は女子高育ちでしたので、クラスメイトは全員、将来の母親候補生だったから?

その国語教諭のお話は、「サンタクロースの存在を子どもに話すとき」など、母親を意識した内容が多かったデス。





娘が小学1年生の時、週末に給食当番のエプロンを、道で拾ったと持ち帰ってきました。


ご近所の同級生に聞いても、「ちがう」と言うので、誰の落し物かわかりませんでした。

しょうがなく、お洗濯して、月曜日に持たせることにしました。



月曜日にきちんと整えた当番エプロンを、「道に落ちていたから・・・」と担任の先生に渡した娘は感謝され、褒めていただきました。


そして、

次の日、落とした子とそのお母様から御礼のお手紙を頂きました。




「帰って来て、なくしたことに気がついたこと」、

「どうしようかと困っていたけど助かったこと」など、「ありがとう」と書いてくださいました。






私はそのとき、初めて気がついたんです。

私は、落とし主の心配など、気がついていなかったことを。。。





もし、私が、MY娘が、学校の当番エプロンを下校途中に落としたとしたら・・・。


私達は何度も、通学路を往復し、探すでしょう。

月曜日に、学校で拾い主が現れるまで、どんな気持ちで過ごすでしょうか。





コレが「人の立場で考える」ことだと気がつきました。




私はクラスの連絡網を使ってでも、

「拾いましたよ」

「落とし主はだれですか」と伝えるべきでした。



そうすれば、落としてしまった子は、心配な週末を過ごさずに済んだからデス。




細かいことに気にする人、おおらかな人、

人によって、感じることは違うかもしれません。

でも、MY娘が落としたなら・・・そう考えると、未だに申し訳なさでいっぱいになります。



私はそのとき、高校時代の国語教諭の言葉を思い出し、納得しました。






亀の甲より・・・です。

おばさんって思っていた先生ですが、そのときのmyが、やっと理解できた教訓でした。


あの時の国語教諭は、人の痛み、人の立場が理解できる先生だったんだと感じました。

そのお教えに気がつけるまで、随分、時間がかかりました。