今日は、北野天満宮の天神市です。6月25日は、御祭神の菅原道真公のお誕生の日にあたり、午前9時に御誕辰祭が斎行されています。菅公は、承和12年(845)の6月25日京都で生まれ、延喜3年(903)2月25日に太宰府にて亡くなりました。これに因み毎月25日が天神様の御縁日とされています。
また、この日は夏越(なごし)天神ともいわれ、酷暑の真夏をひかえ庶民の健康と厄除け・無病息災を願うための「大茅の輪(おおちのわ)くぐり」が楼門で行われます。楼門に、茅(かや)で作った「大茅の輪」を掲げ、この輪をくぐると一年中無病息災、特に夏の病気にかからないと伝えられています。
楼門前の茅の輪の下の方は、持ち帰ることができますが、いつも昼過ぎにはなくなっています。今日は朝早めに行ったのでありました。(^^;)2~3本ほど茅を頂いて、小さな輪を作り、自宅玄関に下げると厄除けになります。ちょっと、欲張りすぎたら太めの輪になりました。
本殿にも茅の輪が設置されています。ちょうど御誕辰祭が行われていて、雅楽の心地よい調べが響いていました。なお、茅の輪は、素戔鳴命(すさのおのみこと)に旅の宿を提供して難儀を救った蘇民将来(そみんしょうらい)が、素戔鳴命の教えに従って腰に茅の輪を下げたところ、その子孫に至るまで厄難なく栄えたという故事にちなんで、茅の輪をくぐり、罪やけがれや厄難を祓い落とすという神事が受け継がれてきているそうです。30日は大祓式が行われます。
夏越しの厄除けといえば・・・京都では、ういろうの上に小豆をのせたお菓子「水無月(みなづき)」が有名です。6月に入ると京都のあちこちの和菓子屋さんで売られています。昨年の6月は20軒の水無月を食べ比べ【前ぶろぐ】をしましたが、実は、今年は1個も食べていません。飽きたわけじゃないけど・・・(^^;)
せっかくなんで、上七軒の老松さんで「水無月:各262円」を買ってきました。白と黒砂糖の2種類あります。ちょっと小ぶりの食べやすいサイズです。黒砂糖の方が個人的には好みです。
水無月食べて、茅の輪をくぐって・・・いよいよ京都も夏本番です。祇園祭も、もうすぐです~。この後は、露店の様子をご報告します。次のぶろぐにて。
天神市はよく出かけています。【北野天満宮・天神市:カテゴリ】
北野天満宮 http://www.kitanotenmangu.or.jp/ 参拝無料
天神市の際は駐車場が利用できません。周辺の有料駐車場も少ないので、公共交通機関がお勧めです。