昨日、町内の地蔵盆を行いました。地蔵盆は、地蔵菩薩の縁日で、路傍や辻に祀られている地蔵さんのお祭りです。全国各地に地蔵盆の風習がありますが、とくに京都や大阪が盛んだそうです。地域によって、内容は多少違いますが、私の町内では、いつもは祠に祭られているお地蔵さんを、地蔵盆が行われる場所へ移し、清め新しいよだれかけやお供えを奉納しお参りをします。最近は、準備の都合もあり土日に行う町内が増えています。うちの町内は、世話役によって変動しますが、今年は22日の1日のみのお参りとなりました。
お地蔵さんは子供の守神、地蔵盆は子供のためのお祭りです。日中は、子供たちがお地蔵さんにお参りしたあと、おかしを貰ったり、ゲームや福引をしたりして、賑やかに遊びます。ちなみに、町内のお地蔵さんは自然の石を少し彫っただけのようなものです。町内は旧街道に面しているため、平安時代のものでは?などという説もあります。(@Д@?)まぁ、江戸時代であることは確かかな~?
夜は、大人たちが集まって御経を唱え、軽く懇親会。子供たちも一緒にお参り&遊びです。私はお参りのあと、すぐ近くの「浄禅寺(じょうぜんじ)」までお参りに行きました。ここは六地蔵めぐりのひとつの鳥羽地蔵が祀られているお寺で、文覚上人(平安末~鎌倉時代の僧)が開基の古いお寺です。
ちょうど、六歳念仏の奉納ががはじまった頃で、たくさんの人でした。地蔵盆の日は、普段、地蔵堂に祀られているお地蔵さんを直接見ることができます。白いお顔のとても美しい地蔵尊です。境内には「袈裟御前の首塚」があります。*袈裟御前は、文覚上人が横恋慕した人妻で、文覚上人が誤って殺してしまったことから出家をします。