我が家から徒歩5分ほどのオフィスビル一階に、見ため高級そうなレストランがある。
そう・・ “高級そう”だから、いつも素通りしてたのだ。
立派なエントランスには、“闘牛のようにイカつい牛の形” の看板に、星条旗が4つも掲げられて。
「そこらのステーキハウスとは違う雰囲気だよな・・・。」 と思って、普段は行く気になれず。
でも。
おめでとー!! よく頑張ったね! あとはアメリカンライフを楽しむだけだ!!
アメリカ一年滞在中で、もっとも大変な山場が終わったということで
「いっちょ、パーーーー!!と高そうなギュウ(牛)でも食ってやるかっ」
と、意気揚々、乗り込むことに。
お店の名前は Ted's Montana Grill という。
が。
お店に入ると意外。
全然高級そうな感じは無くて、どっちかというとカジュアルじゃーん。
Gパン履いて来ちゃっても、フツーに馴染める。良かった~。
(って感じで、所詮 「入れなかったら着替えてくるか」 くらいのノリな我々(汗))
テーブルにつくと、これまたラフな感じのノリノリにーちゃんが担当になってくれた。
→日本と違って、アメリカのレストランでは、各テーブルに担当者が付きます。チップが重要な収入源だから、彼らもサービスに熱心!
「ハぁイ♪ 僕はアダム! 今日は僕がサーブするよ。 よろしくね♪」
(↑訳すと、ホントこんなニュアンスで、面白い子だった)
―はーい、よろしく!アダム!
「ところで、ウチに来たことはある?」
―いや、初めてなんだけど。
「初めてなの!わお!ウチを選んでくれてありがとう! じゃ、Ba&#”!&nは食べた事ない?」
―・・・・・・・え? Ba・・・ばい・・・? 何て言った? すろ~ぅりぃに、もう一回お願い。
「BISON!!」
―ばいそん・・・? ・・・って、あのバイソン?!?!
なんでなんでバイソンが出てくんのーー?
ってキョトン顔の我々に、アダムが私の後を指差しながら、
「うちの肉は、上質でなんとかかんとかでほにゃららで・・・」と続けるのだけど・・・ 聞いてません。
だって、だって、アダムの指の先を見て、口あんぐり。
どっひゃーーー!!
ちょーーーーーーーーでかっっ!!
まじで? これ本物?! バイソンってこんなにデカい顔してたっけ?!
★迫力イメージ的には 50V型ブラウン管テレビ をご想像ください・・・。(ブラウン管で50V型はないけど)
と、いうワケで。
ここは バイソン のお肉が食べられるレストランでした。
お店の看板、てっきり “闘牛みたいにイカつい牛さん” かと思ったら、バイソンだったのか~。
(ロゴ参照URL:http://www.tedsmontanagrill.com/)
でも!
日本じゃバイソン肉なんて見たことなかったし、これは面白いかも♪
メインを待つ間、ワインとオニオンリングで時間つぶし。
Century Cellars BV 2005 メルロー はカリフォルニアの赤ワイン。
24ドルだったけど(自分で買うと8ドルくらいらしい)、これがなかなか旨い。
日本酒の代わりに、お手頃価格のカリフォルニアワインも、今のうちに沢山飲んでおかなきゃなぁ。
しっかし オニオンリング も、でかいっす・・・。
衣もさることながら、オニオンも肉厚で ほくほく、はふはふ って感じ。
元の大きさ、直径20cmくらいだぞ、きっと。
美味しいんだけど、全部食べてたらお腹いっぱいになっちゃうから、また持ち帰りだね~。
さて。
とうとう。
ヤツらが。
やってきました・・・。
こわいよ~・・・。
(最近、レストランでは肉が出てくるたびに、なんとなく恐怖感が・・・)
でも、ココまできたからには、恐くても度肝を抜かれたい ドドーーん!! なボリューム。
さっすが!
やっぱり期待を裏切りませんっっ!!
ドドーーーん!!
あはは、ステーキに立ってる星条旗(右写真)が、またアメリカらしくて、いいっす♪
自分は、曜日ごとのスペシャルメニューである Short Rib (骨つきのアバラみたいな部分)、
相方は、ステーキメニューの中から Rib Eye (日本では リブ・ロース?)。
ショートリブは、すんごい煮込んであるのか、筋のようなお肉がほろほろ崩れる柔らかさで美味しいっ!
リブアイも一口もらったけど、脂っこいかな~?と思ったものの、全然ギトっとしてない。
何よりもお肉そのものの味が、ちょっと野生っぽさもありつつ全然臭くなくて、うま~いのだ!
へぇ~~。これがバイソン肉かぁ。
と、牛さんとの違いは、かなりハッキリ分かる味わいです。
後々、調べてみると、やっぱり普通の牛肉よりも脂肪分が少なくて野良っぽくてヘルシーなんだとか。
狂牛病の心配もあるご時世、ちょっとずつ人気も出てるみたい。
その分、ちょっとお値段お高め?
そしてHPを見て 「ほおおお~~~。」
お店の名前の Ted とはCNN創業者の テッド・ターナー さんのことらしい。
何でも、全米各地に牧場を持ってて、45,000頭以上のバイソンを飼育してるとか・・・。
ひゃ~~、資金と土地が有り余ってる人は、やることが違うなぁ。
でも、おかげさまで、けっこう美味しいお肉を頂いちゃいました。
個人的には、ウシさんよりもバイソンさんの方に一票!
ほとんど、この一言。
赤身でも固くない。
まだUSビーフが普通に食べれてたころでも、大手スーパーで売ってる肉は最悪。いろいろ知り合いいて、そこから買うUSビーフは最高だった(ベリーチープだけど)、こういう肉はどこへ行くんだろうとつくづく思ってた。タブン、こういう肉を普通に流通させてたら、和牛が売れなくなる・・・・。
そういう思惑がどこかに絡んでるんだろう。USビーフ\(~o~)/。
そういえばアラスカでカリブー食べたらすっごく美味しくて病みつきになりそうだったもんなぁ~
良かったね!お祝で美味しいものがちゃんと食べられて!!いや~本当に良かったと思う♪
しかし、すごいボリューム!!
メニュー見て、「Kids Menuじゃ、ダメ?」って聞いてみたくなった。(笑)
それと…
アイスクリームの天こ盛りにも、(@_@)
しかし星条旗可愛すぎ(大きさ的に)。お子様ランチには見えませんな・・・
でも知り合いから、そんな美味しいお肉がリーズナブルに手に入るとは!
実際、こちらのビーフは赤身しっかりで脂が少なく、
でも固くないです。
ぶっちゃけ、霜降りで成人病な和牛よりは
個人的に好みです。
(アメリカンサイズは食べ切れませんが(汗))
こちらこそ、ホントありがとう~~。
バイソン、これはなかなかだったよ。
食べてて「お?」って分かるくらい。
カリブーってトナカイだよね。
トナカイも身が引き締まって美味しそう!
ちなみにオーストラリアで食べたカンガルーは、
ヘルシーかもしれなかったけど固くてイマイチだった。。。
というか、キッズメニューでも多いかも。。
そうそう、そして、アイスクリームとホイップクリームには、
これぞ度肝を抜かれますね!!!
どんなにヘルシーな肉を食べても、
〆にこんなのを食べてちゃ。。。
むしろ、もっと欲しいくらい(笑)。
日本で、「庭の裏の仕掛けにひかかってた」っていう仔猪とか鹿とか、
いただいた事がありますが、
そんなのに比べると全然大人しいです。
そうそう、この星条旗の旗、
肉の大きさの迫力に、「ちょこん」って感じで、なんかかわいいです(笑)。
と言うことは、「一人でスカイラークに行ったって、美人と一緒に会話しながらお食事できる♪」ということですか?
・・・・・・タ・ノ・シ・ソ・ウ♪♪
お子様ランチ以外でも「旗」が立っているのも「普通」のできごとなんですか?
おもしろすぎる、ファミレス!!
なんだか大量のタン塩ができそうだが?