ところで、祈りに必要なのは、願です。
「えっ！」と思う方もいるかもしれませんが、そのことを心から願っているかと言うことです。
意外に、心の伴わない、あるいは本心と反対の祈りをしていることがあります。
本当に、心からそれを求めているかどうかが、祈りが聞かれるか聞かれないかの差になってきます。
私はあることを長年祈っていて、はたと気付いたのは、本心ではかなえられたらその時はうれしいけれど、後で絶対困るだろうなと、うすうす感じていました。
それで、祈りが答えられなかったとき、ホッとしたことがありました。
人間的には、求めていても、心の奥の方では不安があったのです。
そんな場合は、本当に必要かどうか、確認が必要ですね。
昔、絵本で「三つの願をかなえてくれる」と言うのを読んで、私なら、「三つだけではなく何度も願いをかなえてくれるよう」にという願を一つ入たいとずっと思っていました。
ところが、よくよく考えたらそれはかなえられていたのです。
ヨハネ１４：１４「「あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそれをしましょう。」
と言う御言葉があるからです。
天の父なる神さまの右におられるイエス様は、私たちの祈りを取り次いでおられます。
だから、そのイエス様のお名前によって祈るなら、三つだけではなく永遠に何でも答えてくださるのです。
ただ、その答えが来るのに、一番良い時があるので、時間がかかります。
それから、もし祈りが答えられると、マイナスになることは、かなえられません。
私たちは、三つの願いよりも、もっとすばらしい祈りが与えられているのですね。
