
日本の伝統的な和食は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
ところで、明治の初期、東北から北海道に西洋の女性で初めて入ったイザベラ・バードは、食に関してひどい現状を嘆いています。
お肉がないので、時々、鶏を食べていますが、その他では、米はカビ臭いしキゥユウリしかないと書いています。
家もカビだらけで、ノミとダニとカに攻撃されています。
当時の田舎は、そんなだったのでしょう。
東京のど真ん中に住んでいたクララたちも食物には、嘆いていますが、西洋の食材には困らなかったようです。
イタリア公使は、イザベラに「日本では、食べ物に関するほど、真剣な疑問はない。」と言っています。
それから、百五十年以上経って、ユネスコ無形文化遺産になるとは、びっくりですね。