まこねこまどかブログ

マンガ家まこねこの気ままな日記

森有礼と長澤鼎

2014年03月28日 | 歴史

今描いている「海を越えて」に出てくる森有礼は、幕末時代イギリスに薩摩藩から数人選ばれて密航させられました。
吉田松陰が、外国に行きたくて黒船に乗ろうとしましたが、失敗して処刑された時代です。
森たちは、イギリスで将来にいきづまっていた時、オリファントに出会います。
彼を通して、アメリカ人の神秘主義的キリスト教のトーマス・レイク・ハリスとで会いました。
日本の将来を考えていた時、ハリスから、それは「愛と共同の力」が必要だと言われました。
森を含める6人はアメリカのハリスのコロニーで共同生活をしながら肉体労働をしていました。
その後の留学生も、コロニーにやってきましたが、ほとんどが出ていきました。残った森と鮫島は、ハリスから日本に帰るように言われて帰国しました。
明治政府は、2人を高級で雇いましたが、二人とも高すぎると言っても、その半分を返しています。
数年後、二人とも、外交官になりました。
このコロニーでは、長澤鼎(かなえ)が一人残りぶどう園を拡張しぶどう酒を作りました。
ハリスは、異端だというので新聞で叩かれ引退したので、教団はそのまま解消しました。
ハリスの死後、長澤はワイナリーを開きワインの品質向上に努めました。
それが、世界的に有名になったカルフォルニアワインの源流です。
長澤は、13歳で留学して生涯独身で過ごしました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フィギュアスケート | トップ | 森有礼の子孫 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史」カテゴリの最新記事