りんごっこ！

温暖化のせいか果物が大変なことになっているそうだ。
ふつうなら季節がはっきりしているので、果物は決まった時期に美味しく実る。
でも季節の区切りがだら～としていて、いつ夏が終わったのか、いつ秋が始まったのかがわからないうちに、もう12月。

梨は秋の果物のようなきがしていたけれど、８月にはもう終わってしまった。
北限の桃として一番最後に出荷される鹿角市の桃は、福島産と時期がだぶってしまい、希少価値がなくなってしまった。
りんご農家も同じ。
気温の変化がないため、水をりんごに吹き付けて温度を下げている。

そういえば、かなり早い時期からりんごを食べ始めたなぁ。
昔は酸っぱい青リンゴが出ると秋の運動会だった。
スーパーには９月に入ると、すでにリンゴが出ていた。
秋映（あきばえ）は濃いルビー色で、甘味と酸味が強く味が濃い。固くて歯ごたえもよく美味しい。
しなのスイート、さっぱりと品の良い甘さが大好き。
早生ふじ、ちょっと頼りなげだけど、やっぱりふじはふじ。
甘さ、酸味、歯ごたえが三拍子そろっている。

リンゴダイエットではないけれど、今年は歯ごたえのあるりんごが気に入って毎日食べている。
青森に親戚があるので毎年りんごを送ってくれるので、買ったこともなく値段も知らない。
が、最近は自分で味見しながら好きなりんごを毎日食べていた。

11月にはいり親戚から続々とりんごが送られてきた。
王林、金星、ふじ・・・。
毎年りんごを冬中楽しむのだけど、量に食べる速度が追いつかず、ボケてしまうのもある。
ボケたのはコンフィチユ-ルにしてヨーグルト用に。そのまま冷凍すればシャーベット。
忘れた頃の夏には絶品。

春がくるとなぜかもう、りんごを食べようとは思わなくなる。
１年中出荷しているけれど、春のリンゴはなんとなく新鮮さがなくかび臭く思える。
あと２ヶ月。
たっぷりりんごをたのしんで、それから私の大好きなイチゴの季節にうつる。