ちょこっと本音

自分のこと、趣味のこと、ダイエットのこと・・・
心の声をちょこっと文字に。

一年前

2010年04月12日 | 優しいことば
あの頃は春の陽さえつらすぎて
心も身体も暗闇の中


喉元すぎれば・・・というけれど、ときどき一年前の日々を思い出すことがある。
今でも完全に元気というわけではない。
でも今は自分の意志で毎日を過ごすことができる。

一年前は、主治医の治療方針にのっとって(自分も了承したのだが)入退院を繰り返して治療に専念していた。
というよりも動かされていたような気がする。
治療を終え、毎週検査をし、結果次第で次の治療に入る。
本人の体力と薬との勝負のようなところもあった。
発熱したり白血球が下がると、強制的に数値をあげて、また化学療法を続ける。
治療を中止する勇気はなかった。
そして入退院の間には普通に仕事を続けていた。
きちんとした仕事はできなかったと思うけれど、なんとかやり遂げていたと自分では思う。
でもそれもすべて、ベルトコンベアーの上での出来事のような気がする。
「人生」という決められたベルトコンベアーの上を流されていたようだ。
自分の足で歩くこともできず。
後悔はしていない。
でも忘れることもできない。
今はただ、再びそのような日がくることがないようにと願うだけ。

コメント
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