年越しそば

私の母の育った東北の実家では、大晦日にお正月のご馳走を食べる習慣がある。
お正月はお正月でちゃんとご馳走を食べるので、全部だすのではなく、少しだけだが。
だから、父のいるときは夕食はご馳走をそれなりに食べ、紅白が終わるころに年越しそばを食べていたから、いつもおなかいっぱいだった。

父が亡くなってから、母と二人なので面倒くさくなり、年越しそばで夕食を澄ますことにしている。
そして1日に弟たちがくるから、お正月料理はもうできていて、それを少しつまんでおかずとするのが習わしになった。

しかし、それも今年は2日に弟たちが来るというので、おせち料理はまだ手を付けず、おそばだけで夕食を終えた。
ちゃんと出汁をとって天ぷらを揚げるつもりだったが、今日、最後の買い物にいったら、ついつい天ぷら、かまぼこ付きのおそばを買ってしまった。

なんだか今年は疲れていて、大掃除もしていない。
いつも評判の煮物も今、紅白を見ながら煮ている。
年賀状も半分しか書いていない。

それでも明日になれば、新しい年が来る。
今年、私はいろいろな嵐に翻弄された一年だった。
まるで辰が荒れ狂ったごとく。
来年は穏やかに、笑って過ごせるように願っている。

1年間このブログを読んでくださった皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。