『 井波さんの庭に咲く大島桜 』
Lucia 井波さん 撮影
明日辺りは、政府が解除か否かの結論を出すらしい。
神奈川県知事は解除すべし、都知事は数字の目標値には近いが新規感染者と
重症者増を考えると医療体制は厳しいと曖昧、千葉と埼玉の知事は変異型の
クラスターが起きたと解除論には反対のようだ。
しかし両論共にはっきりした納得できるような根拠には乏しい。
例え解除しても、皆に自粛を要望しており、歓送迎会、入学卒業式、花見など
は止めること、ましてや宣言解除の打ち上げの祝賀パーティなどは御法度だとか。
これでは宣言中と何ら変わらないようだ。飲食店の時短が1時間延びるとか補償が
1万増える位か違いだろうか。
しかし宣言が出されているという目に見えない重しの有るか無いかが重要なのだが、
その重しも何度目にもなって、且つ効果がないとなると、意気が上がらず重しも
いたって軽くなってしまったようだ。
延長しても解除をしても、精神上は別にすれば何ら一般の生活は変わらないとすれば、
どうでも良いじゃないかという怠惰な気持ちになってしまう。
延長すれば、多くの善良な国民に対して、単なるお願いよりも少しだけ強いし、無言の
圧力が期待できる。国民の自由を尊重してくれるのは有り難いが、その中でマスクの
義務化とか多勢での会食の禁止等など規制をより強く打ち出すべきではないだろうか。
解除をすれば、それまで律儀にも自粛を守ってきた国民の60%位の善良な人々の中でも、
今までの反動ですっかりタガが緩んでしまう人達が出るのではないだろうか。
どっちにしても、はっきりした具体策、見通し案、或いは規制に対しての補償といった
対策もはっきりしないのだから、皆がどちらが良いのか迷うのは当たり前だ。