「 大山を背景に 」烏帽子岩シリーズー(5)
烏帽子岩の周りに、ちょうど干潮だったそうだがこんなに岩礁が
あるのに驚く。大山をバックにというのも新鮮だ。
須田 孝雄さん 撮影
朝から空気は冷たかったが天気良し、やがて風もなく暖かになった。
我々のピンポン再開も穏やか日和でまずは順風なスタートというところだった。
11人の方が元気なお顔を見せた。1人は膝痛で見学だったが。
3ヶ月ぶりなのにとても懐かしい思いがした。皆さんもお元気で本当に何より
嬉しかった。
メンバーの笑顔、マスク越しの笑い声そしてラリーのあの打球音がまことに快い。
こうして又元の通りにピンポンが出来て、出来るだけ人とは話さぬように努め
ながらも笑顔で会話を交わすのも新鮮だし楽しい。
これによって、今までの鬱積した運動不足や閉じ籠もりに起因するコロナフレイルや
ウツや無力感とか孤独感などが少しは改善され且つ予防になるのならもう言うこと無しだ。
思えば1月5日の初打ち直後に緊急事態宣言が出されたのだから、皆さんほぼ3ヶ月間は
ラケットを握っていなかった事になる。
しかし我々のレベルだと、その位のブランクがあってもすぐ元に戻れるところが有難い。
それでもやはり何か今ひとつ、振り難いとか打ち難いといった、ぎごちなさを感じるものだ。
台のセッテングや諸準備、ラジオ体操をし、番号札をひいて組み合わせ表通りにスタートし、
5分で交替そして1時間後に換気、あともう1時間やってから、消毒、掃除、片付けという
コロナ対策パターンにも慣れていて、皆で分担してスムーズなものだ。
唯一残念なのは、古いメンバーの真弓さんが、この長い自粛中の生活で、
足腰、体力が弱り、しかも何と言ってもやる気力を喪失してしまったと
言うことで、退会されたことだ。
これもコロナに因る間接的な被害なのだろう。コロナがなければ彼も続けて
やれただろうにと,悲しくも悔しいことである.
彼が気力を早く取り戻して元気に明るく楽しく過ごされることを祈るばかりだ。
打球音がパタリと止んで、あっという間の2時間だった。
次回からは、幸いにずうっと6月まで毎週火曜日の午前中が確保できているので、
忘れる人も間違える人もないだろう。皆で元気に楽しく続けて行きたいものだ。