「 西日の当たる砂浜 」
高橋 嘉子さん 撮影
今日は再開後の2度目の練習日だった。
10人が集まる。いつものパターンで、いつものようにラリーを楽しむ。
世情は、宣言が解除されたというものの、より一層厳しい状況だ。
何時、また第4波の到来で慌てて宣言が出たり、今度はいよいよ都市や町の
ポイントを絞って外出禁止や休業命令が出ても不思議はない。
我々も自分なりに自粛をし、十二分な注意を持って毎日を過ごそう。
ピンポンもやれるだけ有難いが、十分対策を守って楽しくやっていこう。
途中、先日この青鳩へ退会届けのあった真弓さんが挨拶に見えた。
私の学生時代からの友人で、同年齢なので淋しい。まだやれるじゃないか、
健康のためにも頑張れと、思い留まらせようとしたが駄目だった。
彼は学生時代からスポーツタイプというより典型的な文学青年だったから、
あまりスポーツは好きでなかったかも知れない。
それでも設立時の20年位前に誘い込んで、以来よくも続いたものだと思う。
それがこの長い自粛で、ピンポンの休止中にすっかり体がなまり、何かをする
という気力が全く失せてしまったという。
これは私も同様なので、とてもよくその事情は分かるのである。
これもコロナの二次的な被害といえるのだろう。
残念と気の毒にと言う気持ちで挨拶を聞いていた、そして見送った。
元々体は丈夫な人だし(年齢なりの故障はあるようだけれど)、精神的に早く
元気を取り戻してと願いながら…。
全く人ごとではなかっただけに、身につまされた。
未成年時代から共に煙草を喫い酒を飲んだ、お互いの不良少年時代を(若い時代特有
の悪への憧れやポーズだったかも知れないが)思い出した。
あの頃は体も元気、何でもやる気も満々だったのになぁ……と。