『 桜と菜の花 』
河津 米子さん 撮影
いよいよ三月に突入だ。
明日にも明後日にも、首都圏でも宣言の解除がありそでなさそな雰囲気だ。
政府にはあまり根拠もなく、経済の為だけで解除に踏み切りそうな気配が
して心配である。どうもこの政府は不安が多いような気がしてならない。
次々と出てくるイライラするような不祥事,その対策や弁明のお粗末さ
(だから狡猾な政治家らしくなくて好感が持てるという説もあるが)、
その都度見せつけられる首相のあの顔。これを繰り返していると、
やがて条件反射で何事でも首相の顔を見ると、国民は不安感を感じるように
なってなってしまいかねない。
もしそうなったら、何か大きな逆転満塁ホームランでもない限りは
次の選挙では命運尽きるだろう。
普通ならこれほど頼りないと、そうなるパターンなのだが、そうならないのが
日本の選挙の摩訶不思議な所で、地盤、利権、地元とのしがらみ、強い繋がり、
買収、癒着、利害関係、地元の名士でドン、強い保守の風土などの壁があって、
選挙の度に国民の本当の意志は表れない。何度これを我々はこれを繰り返して
きたものか。
これは我々国民が、目先のことだけでなく(あのドンは村に道路や橋を作ってくれた
という例)、真の政治のあり方に目覚めなければならない問題だ。
関西地区では地元の要請を受け入れ、時短を9時までとして残したものの解除した。
数字的には目標値を確かにクリアーしたとは言え、関西商業団体の圧力や強い要望に
屈した感じがしないでもない。
さぁ、果たしてこの一両日のことだろうが、首都圏の解除はどうなるだろうか。
医師団の解除尚早の声を国は押し切れるだろうか。
強引にでも経済のこと、オリンピックのこと、選挙のことを考慮して解除への舵を
切るのだろうか。
我々のピンポンもそれに左右されるので、とても気になるここ数日である。