『 雨の丸の内 』
高橋 嘉子さん 撮影
先日は久し振りに駅の向こう側へやむを得ない用事で行った。
用事を済ませたところで、絵のお仲間とばったり。どちらからともなく
喫茶店に入る。これも宣言解除が微妙に影響しているのか、解除前だったら
多分立ち話だけで、右や左にだったかも知れない。
人と店に入って向かい合うのも何ヶ月ぶりだろうか。
不思議な感じさえした。マスクをして話ながらタイミング良く珈琲を飲むのも
結構難しくて厄介なものだ。珈琲の味も楽しさも半減する。
こんな事をしているうちに、いつの間にか徐々にマスクもせずに話をしたり
飲んだり、話に熱中したりするようになってしまうのだろう。
これは十分意識して気を付けなければと思った。
しかしあまり話は弾まなかったものの、それでもやはり久し振りで楽しかった。
この日は短時間で別れたが、これが気の合う人や話が好きな人とだったら互いに
いつの間にか自粛などを忘れてしまいそうだと言う気がした。
その辺はまだ当分はしっかり意識しなければならないと己に言い聞かせた。