「 鎌倉 本覚寺の枝垂れ桜 」
森川 由美子さん 撮影
とうとう昨日には緊急事態宣言の解除が宣言された。
22日からはやっと普通の生活と取り戻すのだと、善良なる国民は
そう思うだろう。あまり気にもしなかった人々には何ら変わらぬ生活の
延長に過ぎないだろうが。
22日から、どっと人が観光地や町に溢れ、待ちかねた宴会、会食、
歓送迎会、花見などで狂乱乱舞、大声と馬鹿笑い、酒と菌とが町中に
溢れかえりといった光景を想像すると恐ろしい。2~3週間後には、
とんでもないリバウンドが起きて惨憺たる状態を引き起こさない事を
本当に願いたいものだ。
政府は確たる根拠も対策もないままに、半分以上の世論や心ある医師団の
忠告にもかかわらず、不況と不人気に陥るのを恐れながらも、国民の良識と
常識とを信じて、それに賭けたのだろう。
数日前から感染者が増えているタイミングだっただけに苦渋の決断だった
かも知れない。
私の個人的な感じでは、此処は正念場で、ワクチンが軌道に乗るまではもうひと
踏ん張りの方がという気持ちだ。
しかし解除になってもならなくても何も変わらぬならば、これも仕方ないのかな
とも思っている。宣言という国民への無言の抑制力やお願いが、もう神通力がない
となれば尚更である。宣言とは一体何だったのだろうかと思う。
我々のピンポンも、一寸戸惑気味ではあるが前からの取り決め通り、解除されたら
再開するということになるだろう。
前回の時と現在では大分状況は違うけれど、依然として膠着状態で、国も打つ手無し
の状況で、それでも第二波の山より第三波の山はやや小さかった。
今回の解除によって4月後半から5月にかけて起こるであろう第四波は、第三波より
多分小さくなるだろう。それを繰り返せばと言う希望的観測論と、そこへワクチンが
行きわたる頃には下火になる筈という楽観論とに支えられたシナリオなのだろう。
そうならば、我々もこのまま休止を続けているのは、運動不足の筋力低下による様々な
身体障害や,家に籠もって何もしないという事で起きる精神的障害という2つのマイナス
症状の発生をこれ以上は防ぐためにも、再開しようと言うわけである。
半信半疑な面もあるけれど、当然ながら十分な用心と対策をしながらのスタートである。
もちろん各人、十人十色の考えや事情があるから自由参加という事で始めてみようと思う。
何人の方が集まるか一寸心配であり楽しみでもある。