『 郊外の公園 』
河津 米子さん 撮影
アメリカで90万人/日が7万人/日にと1ヶ月間で新規感染者が激減したのは、
ワクチンと大規模なロックダウンの効果だったという。
一時、町はゴーストタウン化してガランとしたそうだ。倒産は増え様々な犠牲、
被害が出たがそのお陰で町や市の崩壊が免れたという。
一見自由奔放で個人主義、訴訟裁判の国のように思われるが、国家危機に対しては
強い団結をする国だと言われているとおりのようだ。
諸説あるので真偽は別にしても、あの大戦前夜に戦争反対、徴兵拒否が渦巻いていた
米国が、日本に真珠湾を意識的に奇襲攻撃をさせて、これで一気に国を守るという
機運が国中に盛り上がり団結したという。
一寸例えがおかしかったかも知れないが、中途半端でややはき違えているような自由主義
の今の日本で、法改正なくしてロックダウンが出来るだろうか。
しかし今ここで再び彼の国でも問題になってきたのは、人々の気のゆるみで、ホームパーティ、
集会、会食、イベント、スポーツ、対面授業が再開してしまい、急激なリバウンドが起きる
のではと危惧されているという。
そこで、何処の国も同じようなのだが、問題が多く、守られにくい特に若い階層に特化して
重点的に要請や規制をし、ワクチン接種もそこに狙いを付けて直ちに開始したという。
さて一方、ワクチンのほとんど進んでいない日本では、アメリカ以上の規制や自粛が必要な
はずだが、国民の危機意識、自覚が足りないのか、1300人が出た大阪のあの夜のミナミ
辺りの人出を見せられると腹ただしい。
今や危機的状態だというのに、町では集団で輪になって飲み食い踊りの馬鹿騒ぎには、
胸が詰まる思いだ。「リメンバー・パールハーバー」のアメリカの合い言葉を考えろと言いたい。
徴兵を嫌った若い人々が国家の危機に立ち上がったと言う例を時代が違うとはいえ、少しは
考えて欲しい。
日本でも地域によっては罰則でも設けないと彼等を律する事は出来ないのかも知れない。
政治がお粗末ならば、余計国民は良識を持って考え且つ行動しなければならないのだろうに…。
頼むぜ、日本!!