「 藤の花と猫ちゃん 」
森川 雅昭さん 撮影
大阪はとうとう緊急事態宣言に。前回いち早く解除した時には若いやり手な
府知事の多少の勇み足かと思ったが、それだけでなく大阪府民の独特な性格や
認識の程度や意識とか民度の勢なのかも知れない。
なんて言っている内にまもなく首都圏も追随するかも知れないが…。
何処でもそうだが、若者のあの人出を見ると高齢者からでなく、ワクチンは若年層
から先にワクチンを接種した方が効果的な様な気が、自分の高齢者を忘れて、そんな
気がしてくる。
情熱的で一本気で、独善的で一寸思慮が不足し、怖いもの知らずのあの眩しいような
若者達を御するのは何処の国でも難しいようだ。
これは誰でも皆が経験してきたことで心当たりがあるだろうが、自分の正義感で、
社会の既存のルールを破る、負けるものはない、抵抗反抗が生き甲斐で、突き上げて
来る欲望と未来の社会への不安とで、社会が逼塞すればするほど心は高揚してくるものだ。
いつもは検査の数の関係で少ないはずの日曜に1220人の出た大阪、543人の東京。
その日の昼間の人出が凄い。ミナミ、御堂筋、通天閣そして東京では渋谷、浅草、新宿では、
先日の日記にも書いたが全く緊張感もなくあの騒ぎには、呆れるのを通り越して腹が立つ。
中に「思っていたより混んでいるねぇ、どうしてだろう」なんてインタビューに答えている
中高年もいたりすると、唖然とする。
人出や集会、人の交流を防止するのが、我々の出来る最高にして唯一の手段だというのだから、
もはや強権発動でも何でもして押さえ込むしかない状況に至っているのではなかろうか。
若い人、それも若者の中の極く一部の連中なのだろうが、その心理状態や思考や行動パターンは、
多くの若者達も同じだろうから、ここにポイントを絞って何か方策が絶対必要になっていると思う。