『 白い紫陽花とラケット 』
須田 孝雄さん 撮影
純白も見事なアナベルです。ラケットが一緒なのも面白いですね。
この撮影者はペンホルダーでの魔術師で、その変化球は大変な
ものです。球筋というのは、とかく打った人の性格を表すものですが、
この方の場合、ご本人の性格とは正反対でかなりの癖玉なのです。
そこが魔術師たる由縁でしょう。今や珍しくなったペンホルダー
の特長をいかんなく発揮されているのです。
昨日も感染者は前の週の同日を連日のように、ここ10日も続いて上回っている。
この状況下でよくもどうして宣言からまん防へと緩められたのか。
酒の提供も条件付きとは言え何故許可したのか。全く不可解である。
いつの間にか五輪の観客は50%とか1万人までとか決まったし、
どうなったのだろう。TV等の報道通り、全てオリンピックの開催決行という目的
のためなのだろうか。
医師団の提言も受け入れず政治は決定が優先している。
何が「国民の健康と安全を第一に検討する」だと思う。
ますます政治不信が国民に広がりそうだが、これは政権の維持,意地、利害
そして選挙のためなのだろうか。
ついこの間まで、渋谷や新宿で騒ぐ若者達を「困った奴等だ!」と非難して
いたのだが、彼等の心情、言動もちょっぴりだけど分かるような気がしてきた。
再三の政治的な要請を、お利口な若者も,お馬鹿な若者も、もうなかなか素直には
受け入れられないのかも知れない。
毎日嫌なニュースばかりだ。
よいニュースと言えば、大谷くんのホームラン、パンダに双子誕生位だ。
「天皇陛下が憂慮されてます」宮内庁長官の談話に対して、官房長官も丸川大臣も
そして首相も、「あれは長官のあくまで推察の意見だと承知している」と切り捨てている。
この姿勢が今の政府の政治感覚を象徴している。
あの尾見会長の提言を、個人の学者としての個人の研究成果を発表しただけだと
承知している、と言ったのと同じ事だ。
無理に何か良いことはないかと探していたら、新聞の隅に、会場の酒類供給の一手契約でも
ある五輪の大手スポンサーの「アサヒビール社」が、自ら自発的に会場での販売はまずいと
申し出たそうだ。
本当だとすると民間企業の良心として素晴らしいことだ。
明日から我々はビールはアサヒに限ろう。
開催するなら、無観客か或いは会場の地元の客に限定する案辺りが限界ではないだろうか。