「 冬の海 」
須田 孝雄さん 撮影
この所の快晴続きから一転して、空はどんよりと暗くて寒い、今にも雪になるという
直前の様子だ。晴れがあれば雨があり、悪いことがあれば明日には良い事がある筈だ
と言う通りだ。まさに「人生、楽ありゃ、苦もあるさ」なんて水戸黄門の主題歌の様だ。
なんてここまで書いていて、ふと庭を見たらいつの間にか雪になっていた。結構大粒で
寒いからひょっとすると積もるかも。子供の頃の会津を思い出した。毎日こんな日が
続いたものだなぁ。
さて何時までも続いている苦のことになるが、このコロナ対策で、規制中心の中国式でも
逆に規制なしの英国式でも駄目で、とても難しい様相になってきた。
つまり独裁政治の国家権力で徹底して行動を抑え込んでも、アメとムチを使い分けた両面作戦
でも、国民の良識とか成熟した文化社会の常識にうったえたり、期待しても、人間が生きる
という営みをしている限りは、難しい問題であることがはっきりした。
そうなると政府がより早く的確な判断をして、国民を援助しながら時には冷酷であっても、
賢明で適切な対策を明日にも実行開始しなければならないだろう。
日本の政治が、善良なる国民に温かい対策を直ちにしてくれることを見守るだけだ。
国民はただ出掛けないでじっと我慢に我慢をするしかないし、せめてもの武器と言ったら
政治家達に次の参議院選挙をちらつかせる位しかないのだから。