『 朝焼けの富士 』
高橋 裕一さん 撮影 ４日海岸にて
いやはや今年もコロナだオミクロンだと、嫌なことに翻弄される年になってしまうのだろうか。
新首相に密かに期待していたのだが。
陽性者と濃厚接触者のその全ての人を、直ちに入院又は宿泊設備に収容致しますと格好良く胸を
張った。その首相が、感染スピードにあたふたと自宅待機も認めますとこれまた胸を張った。
自宅待機というのが、如何に国民や患者に不安を与えたか、感染、二次感染の拡大の源になった
のをお忘れなのだろうか。
オミクロンという奴の出現、第６波の予想された時点では、直ちにその対策に着手しもう今頃には
出来ているのが当然ではなかろうか。そうでなければ怠慢或いは無能といわれても仕方がないだろう。
こんなしつこいしかも足の速い奴が相手の場合には、先手先手が必至であり広がってから慌てて規制
を掛けるかどうか検討するでは、あまりに遅すぎるのでは。
経済がこの世で一番大事、世論の評価が、庶民の声が次に気になる、事が起きてから事態を慎重に
検討してから収拾するのが政治のセオリーなのか。
例年の入院者数（コロナ以外の一般患者）は統計上数字が出ていると思う。
その枠というか余裕を残して於いて、どの位をコロナに当てられるか。これも統計による推測値で
必要数が出るであろうから、これを準備するのが政治だろう。
もしそれが無駄に終わった場合でも、一部の人は別にして誰がそれを咎めるだろうか。政治家も
自分が責任をとる位の覚悟でやって呉れれば、国民はきっと次の選挙では１票を投じるだろう。
経済、政治、医療、病院経営、選挙、面子、貧困、倒産、不景気、不自由、欲求不満，恐怖心、
不安、絶望等々が絡み合って、ことは複雑にして不可解で難しい事なのだろう。
だからこそ官民上げて強い防衛手段を断行すべきである。今更「検討します」では我々の不安と
不満とは増すばかりだ。
