『 暁に祈る 』
高橋 裕一さん 撮影
マスクをして、1,5m以内に、15分以上、感染者といると言うのが、現在の濃厚接触者
の定義だそうだ。つまり数人で会食したところ、中の1人が翌日に発熱し検査の結果、
陽性となると、その当日同席していた人は濃厚接触者となり、10日間の施設か自宅での
待機で、10日後の検査で陰性ならば解放されると言うことらしい。
これは当人にとっても、かなりの心身共に苦痛と犠牲を強いられる事になる。
家族や周りの人にうつさなかったと不安は大きい。社会生活にも支障を来す。
もちろん感染者の方も、肉体的に苦しみ、ベッドにいても(うまく幸い病床が
あったとしても)周りに与えた迷惑を考えると、寝ても立っても居られないだろう。
強い規制はまだないけれど、各人がうつらない、うつさない事に十分気を付けるしか
ない様だ。
人間は人と接触しない生活はあり得ないことだし、通常では考えられない生活スタイルを
とらなければと思うと、苦しく何とも悩ましいことである。
人とは会わねぇ、話はしねぇ、笑わねぇ、1,5m以上は近かづかねぇ、酒飲まねぇ、珈琲飲まね、
飯も食わねぇ、旅行もしねぇ、映画も見ねぇ……ああ、おら、こんな世の中嫌だ…なんて何処かの
歌の替え歌の様な生活をするしかないのだろうか。