信頼障害仮説の立場から臨床的に正確に表現するとしたら、実はアディクトもアディクション援助者も、目標を「アディクションの病状が始まる前の状態に戻ること(回復)」に置いてはならない。
…以前は他者を上手に頼る能力を発揮していた人が、アディクションを発症することで能力を失っていったのではない。
もともと他者に頼れなかったからこそ、アディクションを発症したのである。
…だからアディクトは…発症前の状態にリハビリによって「回復」するのではない。
発症前には未だ十分に獲得しておらず、アディクションの発症によってさらに遠回りしてしまった対人関係能力をあらたに獲得すること、つまり、「成長」を目標にすべきなのである。
*7月のミーティング*
7月19日(日) 13:30〜14:30
クロスパル高槻4F 研修室
※マスク着用お願いします。
※連絡先の記入があります。