「彼らが本気で編むときは、」という映画を昔観たことを思い出した。家族とLGBT理解増進法案について話してたとき「そいえばなんか前にみたじゃん」と言われたのだ。すっかりうっかり忘れていて、でも「あー、なんかすごくいい映画だったよね」という余韻だけがあった。
ので、ググったら、ネトフリにあった。
が、ティーザーを視聴し、気持ちが明らかに変わった。映画自体はもちろんなにも変わっていないのだが、自分の脳がアプデしたのだ。
なんというマジョリティにとって都合のいいT女性像だ…!!!
有無を言わさない理想的なT女性像、つまり、女性ジェンダーのステレオタイプを、これでもかというほど純化した表象なのだ。
編み物好き
優しい
料理好き
子ども好き
ケア職
スカート履く、…たいへんだ。
編み物好き料理好きが悪いんじゃないんだ。子ども好きスカート好きが悪いんじゃない。そういうT女性もいると思うんだ。
じゃあ何が悪いのさ?って
これは
ジェンダーステレオタイプの強化と
T女性はこうでないと(こうであっても)マジョリティには受け入れられないよー強化なのだ。
二十四時間テレビ的な、「頑張ってる障害者に感動する」のT女性バージョンなのだ。
同性婚に対して世間が要求する条件がこれになるのだ。そして、これから外れるとバッシングされることにつながるのだ。車椅子ユーザーが「駅にエレベーターをつけて」て言っただけで「なんだその態度は」ってバッシングされるのとパラレルなのだ。
こまったのだ…
でも編みぐるみでたくさんのpを作って、最後に燃やして成仏させるとこは面白くてかなり好きなんやけどね。
つらい
今日一日